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釘を刺す2
「おい。雄平、お前、何考えてんだ? 有紀をあそこまで追い込んでどうするつもりだ?」
雄平の肩を掴んで、睨んだオレは返事をしない彼の前に回り込む。
「お前に悪いことはしない、だが、有紀から手を引いてもらおうか?」
心を揺すればボロが出るかもしれない。
もし彼が黒幕でなかっても、犯人じゃなければそれでいいだろう。
犯人じゃなければそれでいい。犯人だったら釘を刺す。
完全に逃げ場を失わせれば有紀から離れるだろう。
有紀を怯えさせて関係を作ろうとしている彼に、この言葉だけで十分に効果がある。
これだけで有紀を守ることが出来る。
そう思っていた。
だが――
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