手の絆創膏
学校の玄関で上履きに履き替えようと棚の取っ手に触れて開ける。
有紀ちゃんも上履きの棚の取っ手に触れたが手を引っ込めた。
「――っ!」
強ばった表情で右手を包み隠した。
「どうしたの?」
と聞いたぼくに笑顔で、
「なんでもない。先に教室に行って」
「・・・・・・うん」
「先に行ってようぜー? 慎」
昌一に連れられるままに、俯いた有紀ちゃんを見送った。
チャイムが鳴る前に席に着いた有紀ちゃんに、
「どうしたの? 何かあったの?」
有紀ちゃんの手の絆創膏を見て、驚いたぼくが聞いても、
「ささくれがめくれちゃっただけだよ?」
「保健室行った?」
「保健室行ったよ! 大丈夫だよ! ありがとう!」
「ささくれだとよ? 慎。気にすんなよ? ささくれなんだからさ?」
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