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後ろの人は大丈夫です!  作者: 白桜有歩
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きみが照らした光で蓋をする11

 誰もいなくなった保健室で、ベッドに腰掛けて潤んだ目を袖で拭いて、麦茶を飲み横になったぼくは、天井を見て、


「二人とも、気持ちは、たくさん知っているよ、ありがとう・・・・・・っ!?」


 潤んだ目で何度も見ている保健室の天井は、何度も泣いて見た天井なのでなんの違和感もない見知った天井だ。


「ぼくが、知らないわけないよ・・・・・・、たくさん知って、いるから、申し訳ないし嬉しくも思うんだ・・・・・・!?」


 声を押し殺して一人啜り泣くぼくは、次第に声が聞こえない病室で独りごちて考える。


 不安がない毎日はなくても彼らの気持ちは、ぼくの心を守ってくれていた。


 彼らの優しさは、ぼくを責める声から救い出してくれる。


 この世界で唯一の安心できる温かさ。


 それは、彼らの心にある。


 怯える毎日でも彼らがいるから、そして、有紀ちゃんの優しさがぼくの命をつなぎ止めていた。


 他にも心配してくれる友人がいるのだが、彼らは違う教室の生徒だから昼休憩にみんなと楽しく過ごす時間しかなくて不安だけどまだ、一人でいるときよりかはマシだ。


 他の友人も守ってくれていて安心できるのだ。


 何度も死のうと思っていた。幼い頃から常習的に死を想像する人生だった。


 死を選べばそこに救いはあるか?


 死を選べば、今世よりも誰の気持ちも知らなくてすむ楽な来世が待っているだろうか?


 生きるのは難しい。


 この世界にいる限り、いや、感情がある人間がいる限り他人の気持ちを知りたくなくても知らなければいけない。


 例え、知りたくないことでも知ってしまう。


 伝えようとする気持ちがあるから。


 自分は伝えようとしない。


 気持ちを伝えようとしない弱い人間だと自覚している。気持ちを吐き出して己をさらけ出す生き物として人間は、感情を持った美しくも弱さを持った生き物なのだ。なのにぼくは、限界まで耐える癖がある。

ぼくは間違いを続けているだけで、幼い頃から彼らに、気付いてもらい助けてもらってばかりの弱いだけで立ち上がる勇気がない。


 永遠にこの課題は続くのだろうか?


 そう考えているときに、瞼がゆっくりと閉じていった。


朝に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます!


昼に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!


夜に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!


寝る前に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい!


 いま打ち込んでいる仕事に行き詰まったとき、どう思いますか?


 うまくいかないと思うから逃げ出したい。


 失敗で終わるんじゃないだろうか?


 自分なんかでいいのだろうか?


 どれだけ続けた仕事でも慣れない子もいるはずです。


 成績は毎日更新しなきゃいけない、と上司の言葉が耳に残るし、食っていけるだろうか? と不安で眠れない毎日を過ごすなんて疲れますよね?


 そんな毎日から抜け出すことが出来ない現代社会だからこそ、視点を変えて仕事に打込んでみてはいかがでしょうか?


 不安なら楽しくなるような気付きがあれば不安の解消も出来るでしょう?


 どこかに楽しくなれるようなことはあります。


 仕事でもね?


 成績を気にするならまず、成績を上げるのは何か?


 お分かりですよね?


 必ず仕事に打込んでいれば実力は、少しずつでも上がっているんですよ?


 小さな力は大きくなる。


 日々の成長を舐めてはいけない!


 少しずつ実力を上げるのが、人間の成長ですぜ?


 焦らないことですよ? ですが、成長したいと考える時点で成長ですからね? 成績だけが成長を表す訳じゃない。


 諦めそうになる自分を、奮い立たせる気持ちこそが成長でしょう。あなたたちに不可能はなく日々歩くのはあなたたちが成長したいと思うからこそです。成長したいと考えるだけでも成長しているのですよ? たまにふと諦めたいと思っても前を向いて歩いていくことですよ?


 成績に縛られる考えはやめてね? 上手く歩けなくても進むあなたたちを誰が嗤いますか?


 私も誰も嗤いません。


 頑張っていますよ? あなたたちは!


 成績はよくなくても成長したいと考えるその気持ちは成長ではないでしょうか?


 成績だけを成長と考えないでね?


 諦めそうになったあなたたちが、ヨロヨロになりながら歩き出すのを嗤う人がいても、頑張りたいと一生懸命に進むあなたたちを私は、素敵な子だなと思いますので歩くのをやめそうになったときそれでも進もうと必死になる自分をどうか褒めてください。


 足を止めて俯き泣いてもいいじゃない。そこからまた歩き始めればいいの。あなたたちは偉い子だし頑張っているんだよ? 弱いと自分を責めないでね?


 ではいい夜を!


 いい明日を!


 あなたたちの歩幅でゴールに向かって歩んでね?


 では、次回また会いましょう!


 ではでは!


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