この小指はエミちゃんだけのもの!
「過去の荷物を下ろすことができないなら、下ろせるように手伝うからさ? いつか、笑顔で過ごせる日が来たら素敵な笑顔でありがとうって言ってくれよな?」
俺は、彼女の過去を知らない。知りたいと言っても言ってくれないだろう。
だが、いつか話したくなる日が来たら隣で黙って聞いてやる。
世界がエミを責めても、彼女が一人でいることはない。俺が側で泣いている彼女の背中を優しくたたいて、大丈夫。鬼さんが世界の鋭くとがった言葉のナイフから守るからな、と励ましてやる。
「過去の荷物を捨てて未来の話ができるような明日にするからな?」
「後ろ向きは明日を生きる教材にはなるけど他人に警戒して生きるのはやめろよ? 人が全員怖いわけじゃないんだからな?」
「エミが世界から言葉のナイフを投げられそうになったら鬼さんが守ってやる。それでも怖いか? 世界が」
「ううん。怖くない。エミの背中にはエミを一人にしない鬼さんがいる!」
日向ちゃんが、エミに視線を合わせてしゃがんで、
「日向もエミちゃんを守るね! この約束はエミちゃんが初めてだけど、約束するよ!」
「日向たちとともに人生を歩むエミちゃんが世界の闇に覆われそうになったら、日向がエミちゃんの肩に腕を回して励ましながら光の下へと一緒に歩く!」
「日向が絶対にエミちゃんを太陽の下まで連れてってすくすく育つ優しい言葉をあげるからね?」
「だから、一人で頑張らないと約束して!」
「この小指はエミちゃんだけのもの!」
右手をひらひらと振って、
「これは特別な人の小指だからね? エミちゃんはこの小指!」
左手の小指を差し出す日向ちゃんは、エミに微笑み、
「ずーっと、日向たちはエミちゃんの笑顔を守るからね?」
「幸せが一番でしょ? だったら助け合いは大切です!」
「人との繋がり、努力は幸せをずーっと続けるためにあるもの!」
「後ろ向きは生きていくのに教訓として学ぶためにあるもの!」
「約束しよう! エミちゃん!」
「うん! 約束する・・・・・・!」
朝に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます!
昼に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!
夜に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!
寝る前に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい!




