エミのスタートライン25
「自身で自分の価値を認めない子が多い事を知ったけどよー、自己肯定感かー」
「自身で評価しないと迷う事がある。どの人間もな?」
「評価出来ない子はいつか教えてもらっても忘れてしまう」
「だから今日は自身でも考えて欲しかったりもする。まあ明日でもじっくり考えるのもいいが?」
「いつも他人の声で迷いの森に迷うのはな? しっかりと自身で評価していないからだ? でもな? それは良くない事でもあるがいい部分だってある」
「いい部分って?」
「そういう子ほど他人の魅力的な個性とか見抜いていることあるんだよ?」
「まあ、エミは観察力とかありそうだからこれから自身も・お・れ・の・み・りょ・く・も・見付けて教えてくれよー!」
「嫌。優志の魅力は教えない」
「なんで!?」
「武器にして女の子落しそうだから」
「なおさら教えてくれっ!?」
両手をすり合わせて懇願する彼を、睨んで黙らせる。
「エミだけが知っていれば十分よ!」
「なんでっ!?」
「まあ、いいか・・・・・・」
「エミは自分の魅力を知らない癖になあ、ホントあの子と一緒で困るがな?」
「あの子?」
「忘れろ? 俺の過去は背中に傷を背負ったハードな漢の人生だぜ?」
「ボケ? 殴ってツッコミを入れようか?」
「優しくしろよー? こういうときは」
「エミは優志に怒っている事忘れているでしょう?」
「覚えているよー」
「人と比べ合って自信を無くすのでもなく、誰かに酷いこと言われて自信を無くすのでもなく、自身の心に光る魅力を見付けてくれよ? 自分自身の価値を知っている。これが自分の魅力だって胸張って誰かと比べても、誰かに酷いこと言われても、
もう挫けないと自信もって前に進んでくれ! なあ? エミ?」
「この世界に魅力的な人がたくさんいても、エミも誰にも負けない燦然と輝く一番星なんだからよ! 奇麗に輝いているよ? 自分なんかなんて思わないこった!」
「エミの個性は誰かの心を温かくして優しく包み守る素敵な個性だぜ?」
「大切にしな? エミの個性! いつか、誰かを守っていたと気付いたときにはもう、周りに素敵な笑顔のみんながいるんだぜ?」
「魅力は自身が一番知っておかなきゃいけない事だが、時間を掛けてもいい。知りたきゃあ知ればいい。でも分からないならこれから傍で教えてやるよ? まだありそうだからなー?」
エミの顔を、覗き込んで悪戯好きな笑顔で見詰める優志。
赤面した私は、彼の目を見られなくて顔を背ける。
調子に乗った彼は、顔をそむけた私を追いかけて見詰める。
「鬼さんはーいつも見ているぞー? 若しかして、若しかしてですけど、恥ずかしいですか~? エミさ~ん? 可愛い~!」
「おらっ!?」
「あがあんっ!?」
手を払いながらエミは、眉間にしわを寄せて、
「キモいからやめて」
「殴るの禁止なっ!?」
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