表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後ろの人は大丈夫です!  作者: 白桜有歩
26/211

エミのスタートライン24

「最後にまだあるんじゃない?」


「ああ。逃がしてくれるのか?」


「殺すっ!?」


 カッターナイフを猿の手で握り締めて、優志の股ギリギリのところに振り上げて床を抉る。


「ひゃあアアァっ!?」


「ふざけない?」


「ふざけませんとも!? 仲良くしよっ!?」


 仲良くできるか!? そんな潤んだ眼で見るな! 優志を殺したくなるからっ!?


 肩を怒らせて荒い息を出すエミ。


 両手を床に着いた彼は、後ずさりできない教室の隅と気付いて顔を青ざめる。


「どうする、人生終わらせる? 涙をたくさん流しながら?」


「どうするおつもりですかっ!?」


「首絞め? 刺殺?」


「他にはーえーとー?」


「安全に家に帰してくださいっ!?」


「冷たくなってなら、いいけど?」


「死んでんじゃねーかっ!?」


「早く言ってよ!?」


「何をだっけ?」


「素直!?」


「あー、言ったなーそんな事」


「素直さかー。エミ、一つ聞きたいんだけどさ? いいか?」


「と言ってももう分っているけどなー」


「何?」


「エミさー、相手が間違えた事したら怒るよな?」


「当たり前でしょう? 何言ってんのよ? 間違えて生きて欲しくないわよ! その子の為にも! その子には幸せになってもらいたいわよっ!」


「そうかそうか」


「じゃあ、これも知っているけどさー。誰かが悩んでいるとき助けるか?」


「何馬鹿なことを言ってんのよ? 当たり前でしょう? 助けるわよ! 泣いている顔なんて見たくないわよっ! その子の為になら頑張って助けるわよっ!」


「じゃあ、エミは確実に人を守る力があるな!」


「なんでよ?」


「いま言った通りだろうよ? 自分で考えろよ? って!? 分かった分かったっ!? カッターナイフは人に使う物じゃないぞっ!?」


「間違えたことを人がしたらその人のために怒るんだろう? 幸せに生きて欲しくて?」


「誰かが悩んでいたら助けるんだろう? 頑張って笑顔にするために?」


「——っ!」


「エミ? お前いい奴だよ? そういうのは自分で評価しなきゃいけないんだぜ?」


朝に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます!


昼に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!


夜に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!


寝る前に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ