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後ろの人は大丈夫です!  作者: 白桜有歩
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女体ソムリエ隊の本当の正体





『待ってよ!』


慎太の腕を掴んで息を切らす有紀ちゃんは、振り返るぼくの動揺する目を見詰める。


『逃げないでっ!?』


『逃げてなんか、無いよ?』


『逃げているでしょうっ!? 有紀たちからっ!?』


『離れただけだよ? 逃げてなんか無いよ?』


『言い訳するなっ!?』


 涙をこぼして声を荒げる彼女の手は震えていた。


『何隠しているのっ!?』


『言えない・・・・・・っ!』


『何か隠しているであっているのね?』


『答えて。素直に答えたらぶたない』


 手を振り上げている彼女は、ぼくをぶつ気が無いのは見て取れる。


 手を振り上げているが、その目はぶちたくない、と言う目をしていた。


『ぶたないの? ぼくは有紀ちゃんに、酷いことをしたよ・・・・・・?』


『慎太くんに酷いことをしたのは有紀もよ・・・・・・っ!?』


『いまだってしているのよ!? 有紀は・・・・・・っ!?』


『自分を責めないで。若しかしてだけど、真実が見えていたりする?』


『――っ!? 若しかして、そうなんだよね?』


『でも、慎太くんたちを――』


『――守りたい。でも有紀は、それでも、雄平くんを愛している。多分、慎太くんが知っていることと、有紀が疑っていることであっていると思うけど、雄平くんは、ダメな人だけど、一人で生きていけないの、あの子、だから――』


『――ごめんなさい・・・・・・っ!?』


 泣き崩れた彼女の肩に手を置き、


『大丈夫だよ? ぼくは、ぼくでちゃんと生きていくから。有紀ちゃんは、有紀ちゃんと雄平くんで生きていく道がある。雄平くんとの幸せな毎日を送ってね?』


 慎太は、彼女の肩を優しく叩いて立ち上がり、


『ぼくは、これから悪者として生きていく、偽りだけどね? 間違えているのは、分っているけど、こうするしか無い、・・・・・・許してね? 有紀ちゃん・・・・・・っ!?』


『――っ!?』


『ごめんなさいっ!? ごめんなさいっ!? ごめんなさいっ!?』


 ぼくは涙を堪えてその場を去った。彼女の泣き叫ぶ声を背中で感じながら。





 それから、昌一は、『オレ、転校するわ、『転校したい』って、両親に泣きついたら、さ。『逃げたいときは、一緒に逃げよう、よく頑張ったね? 偉いよっ!?』って泣かれたときは、凄く胸が痛くて、耐えられそうに、なかったけどさ、

なんとか頑張った、いまも、苦しい、けど、な・・・・・・!?』


『ぼく、みんなの、嫌われ者になるよ・・・・・・。有紀ちゃんが近づかないようにするためにもだけど・・・・・・』


『――っ!? お前、なんでっ!? そんな・・・・・・っ!?』


『仕方ないよ、こうすることでしか、有紀ちゃんたちの道が無い。守りたいんだ、あの二人を・・・・・・』


『――っ!?』


『――分った・・・・・・っ!?』


『お前がそうしたいなら、そうしろ』


 それからぼくは女体ソムリエ隊を仲間と共に結成して、様々な変態行為をして女子たちから嫌われた。


『ぼくにはあの方法しかなく、彼女を傷つけないようにするのがベストだった』


『ベストな選択肢とは言えませんが、これ以上はありませんですよ――』


『嫌われるのを知っていて、それでも愛する者を守るためにしたご決断! 見事でした――』


『叶わぬ恋ではありませんっ!? レッド隊長! 負けないでくださいよっ!? いつもの笑顔を見せてくださいよっ!?』


『お前は、いつも、陰で見守るようなキザなことをするから、嫌いだっ!?』


 女体ソムリエ隊のメンバーはそれぞれ意見が分かれて、この事件をきっかけに絆にひびが入った。


 慎太は、有紀ちゃんたちを守るための隠蔽工作をするために、女体ソムリエ隊のレッドになった。


朝に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます!


昼に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!


夜に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!


寝る前に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい!

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