誰も救われていない
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翌日、学校の玄関で慎太に声をかけられ、有紀さんと教室で会うと約束して誰もいない校舎裏で彼と話す。
『どうするんだい? するの? しないの?』
『出来ない・・・・・・っ!?』
彼は溜息を吐いて、俺を見てこう答えた。
『ぼくが犠牲になる。それでもきみは、何も、するな。いいな?』
口を開閉しても声が出ない。
ぼくが犠牲になる? 何を言っているんだ? こいつ。
『今回で学んだと思うけど、人を嵌めて、幸せを手に入れるのは間違いだからね?』
『きみは、もう少し、学ぶべきだ。それは、誰かに好きになってもらう、努力にならない』
『人を傷つけただけだ』
『きみが孤独に生きるのが怖いと、不安を抱えているのは知っている』
『過去に有紀ちゃんから聞いている』
『でもね? 孤独でもこういうことをしちゃいけない』
『きみが手に入れた幸せは、彼女ときみにとって嘘欺瞞の世界でしか無い。これだけは覚えておいて』
『そして、ぼくも間違えた決断をする。こうするしか、方法が無い。したくなくても。するしか方法が無い』
『自己犠牲で、誰を救うんだよっ!? 誰も喜ばないぞっ!?』
『そうだよ。誰も喜ばない』
『けど――』
『雄平くんが犯人じゃ無いと有紀ちゃんが知れば救われる。昌一は救えないけど、後ろ指を指されなくなる』
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