後悔はいつも後から
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水槽の中で逃げ惑う餌の金魚を、熱帯魚が丸呑みしている姿を見て笑う雄平は、自宅で有紀さんへの脅迫文を作成していた。
今度は慎太を嵌めるために必要だからだ。
慎太と昌一が共謀して、有紀に、雄平と別れろ、と脅しているとみんなに錯覚させるために必要。
これで邪魔者はいなくなる。
自然と笑いがこみ上げてくる自分は、彼らの苦しみなど知ったことでは無い、と作戦ばかりを考えていて彼らに眼中に無かった。
『これで、有紀さんは俺のものになる!?』
『悪魔でも心に飼っているのかな?』と笑いながら脅迫文を作成していた。
救われるんだ俺は、有紀さんに!
ここまでいけば取り返しのつかない決断を、慎太が考えているとは分らなかった。
チャイムが鳴ったので一階にいる母さんが、出るだろうと思ったが留守番を頼まれているのを忘れていた。
『親二人は外食で、子供には冷凍食品食わせるくせにチャイムが鳴れば応対しろよな・・・・・・っ!?』
玄関の扉を開けるんじゃ無かった、とこのときを思い出したときいつも思う。
玄関に立っていたのは慎太だった。
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