表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
後ろの人は大丈夫です!  作者: 白桜有歩
10/211

エミのスタートライン8


「暴力はいけないよなっ!? エミ! 短気だから栄養が胸に行き届——」


「あぶねっ!?」


 エミが腰を捻り遠心力で拳を打ってきたのを、学生カバンでガードする。


 学生カバンの中でプラスチックが割れた音がした。


「まったく、お前な~」


 ポケットからポケットティッシュを取り出してこよりを作りながら話す優志は、鼻にポケットティッシュを詰め込んで鼻血が流れないようにした。


 隣で歩く不機嫌なエミに、


「胸が小さいからどうした? 女子の魅力は人に優しさをあげる個性が一番なんだよ?」


「個性がよければ関係は続くし愛されるだろうが?」


「胸が小さいと悩んでいるのはお前ぐらいだぜ?」


「日向の胸を凝視していた童貞猿に言われたくないわね? なんも響かないわ?」


「エミ? 一つ男の性格を教えてやる」


「何を教えてくれるのかしらね? この最低男!」


「ふっ。男は女子に最低男と言われると、信頼されていたんだな、と思うんだぜ?」


「最初からねーわっ!?」


 俺の足を踏もうとしたエミの足を避けて、


「怒んなって」


 エミの行動パターンを読み切った優志は、調子に乗ってふざけた顔で挑発すると、


 エミが踵を上げた拍子にスカートが捲れ上がり、優志の目が大きく見開いて、


「よしっ! 覚えたっ!? 色はライトグリーン! 今晩のディナーはキミのパンツに決め——」


「だっ!?」


 千鳥足みたいにふらついて地面に倒れる優志に、顔を覗き込んだエミは、


「早く教えなさいよ」


「それが、ものを教えてと、頼む態度か?」


「お前にはこれで十分誠実な態度よ?」


「いたたた・・・・・・」


 頭頂部を撫でながら立ちあがった優志は、


「胸に価値を求めるのは女子と男子のほんの何割かなんだよ? 男が求める女子の好きな所は心を癒してくれる優しさなんだ。つまり現代社会の男は疲れているんだよ? 優しさが欲しいってな?」


「スキンシップを求めるいやらしい考えの男もいるが、違う奴もいる。ここに自分がいるんだよ、気付いてよって甘えてくる男もいるんだ。要するに構って欲しいんだ」


「んでだな? 巨乳を好むのは母性を感じるんだ」


「なぜかというと、その女性の普段の態度をよく観察しているからだ。男たちは」


「普段の態度でいい人だな、と思うと胸に飛び込みたくなる。優しさが欲しいと」


「巨乳限定ではないが、巨乳の多くは強い母性があると考えている。もちろん、貧乳の子も強い母性を持つ子もいるがな?」


「貧乳の子でも俺に優しい子がいるしな! 例えばー、エミとかなー」


「最初に俺が昼食一緒に食べようと誘ったとき、励ましてくれただろう?」


「なんかしたっけ?」


「巨乳先輩の件だよ」


「あー。見事に寝取られた件ねー」


「寝取られてねーし、失恋じゃないしっ!?」


 優志は涙目で、エミの肩を掴んで揺さぶる。


「気分悪くなるから揺さぶらないで」


「すまん。つい気が動転しちまった・・・・・・」


「優志、振られる話とか苦手?」


「誰だってそうだろう?」


「そうだろうけど、優志、いま凄く取り乱したでしょう?」


「話なら聞くけど?」


「ふっ。心配ご無用! 巨乳か爆乳に愛される日がまた来るからな!」


 爽やかな笑顔で歯を見せて優志は、胸ポケットからくしを取り出して髪をセットし、ウインクをする。


「馬鹿だって言われない? 優志」


「馬鹿とは言われないが、爽やかで話しやすいとは言われるな?」


「俺の魅力その一だ!」


「優志の歯を全部折りたいんだけど? 折ってもいいかな? もう要らないでしょう?」


「要るわっ!? 歯が無くて何を食べるんだよっ!?」


「栄養ゼリー」


「・・・・・・、話がそれたな? 生物学上の話しになるがな? ネズミなどの齧歯類は女性ホルモンの二つが子育てに大きく役立っているんだ。つまり、人間も巨乳、爆乳は母性が強いんだよ?」


「生物学的に説明すんなよ!? この変態! こんな話をしといて生物学で処理するなっ!? 何を調べてんだっ!? パソコンでっ!?」


「いや、スマホだ」


「どうでもいいわっ!?」


「実例もあるんだよ? たった一人知っている、優しくて、なんでも俺の過ちを許す心があったんだよ? も—―」


「も?」


「いや、なんでもない・・・・・・」


「だからだよ? 求めてしまうんだ。甘えたいとな?」


「女性の魅力を分からないとか猿以下ね!?」


「男たちはでかい赤ちゃんなんだ・・・・・・っ!? 母乳が欲しいんだ・・・・・・っ!?」


「黙ってビルから飛び降りろっ!? この変態がっ!?」


「エミも母性があるし優しいからモテるよ? 気にすんなよ? 男の趣味は趣味であって、実際、結婚する相手なんて趣味とか関係ない相手を選ぶ男がいるだろう?」


「それはな? 本気で体、顔とか関係なく個性と愛おしい笑顔、優しさで好きになったって言う証拠だろう?」


「女性の内面で男は惚れてしまう。身体や顔を基準として選ぶ男はいない。共に生きる理由は一つ、女性の内面から自然と出る優しさと個性、愛おしい笑顔だ。

世の家庭を持つ男性は全員、妻の優しさに誇らしく、頼もしく感じて、背中を預ける事が出来るのをいつも隣で感謝しているんだよ? 優しい妻が傍にいるからお陰様で毎日安心して背中を預ける事が出来て笑顔で過ごせるってな?」



「自分に自信がない女の子はモテないぞ? 自分の魅力ぐらい一つや二つではないだろうよ? エミ自身の胸の奥に聞いてみな? こんな素敵な魅力があるんだって叫んでいるだろう? 素直になってエミ自身に大好きだって愛してやんな? 

自信を持っていて優しい女の子が、誰よりも奇麗でカッコよくて、誰のモノにもしたく無いと男たちがこぞって好きだって告白すんだぜ?」

朝に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます!


昼に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!


夜に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!


寝る前に『後ろの人は大丈夫です!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい!


 作品では優志は巨乳、爆乳に母性があり好きだと抜かしていますが、男性たちのほんの少しの割合です「巨乳、爆乳喜んで」とおっしゃているいやらしい目で女性を見る男性は。


 女性の魅力は作品に書きましたが、胸の奥です。


 そう感じないのでしょうか? 自身の胸の奥に聞きなさい。


 自分自身でいい評価をする考えを持たないといけませんよ?


 他人だけが自分を評価してくれる時代では無いです。


 あなたたち自身もこれから評価してくださいね?


 自信が無いならいい所を見つけていきますので、もし、話す機会があればあなたたちのいい個性を見付けて私があなたたちの素晴らしい自慢になるような良さを教えます。


 自身の過去を振り返る又は、誰かに何か遭ったときどう考え行動するかを想像してみてね?


 貧乳の子でも正しく優しい行動がとれます。


 あなたたち自身を認め、あなたたち自身が評価することに、私は成長したな、と感じます。あなたたちは世間の評価に脅えすぎです。自身にある優しい個性があるのに素晴らしい個性に気付かないのは悲しく思います。

そういう社会だから後ろ向きになるでしょうが、あなたたちが自身で評価して自身を認めなければ私は評価しませんが、どれだけ考えても自分自身を評価できないなら教えます。あなたたちの素晴らしい個性を。いつか、自分自身の良さを堂々と公言する自信を持った子に育ってね?

いい所があるの! あなたたちの胸の奥にね! 堂々と胸を張りなさいな! いいね?

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ