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【改稿作業中】クロ殿下と剣聖ヴェイセル  作者: 夕凪 瓊紗.com
クリスタ編

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【31】クロ殿下とクリスタ領

解説追加しました<(_ _)>

――――そんなこんなでクリスタ領に出発する日がやって来た。


「はい、家の前につないだから……行こっか」

うおおぉぉぉいっ!ヴェイセル!確かにゲートで行けばすぐそこだけど!せっかくの異世界なんだから冒険的展開とか無いの!?


「あ、クロ殿下~!」

「司祭様?」

その時呼び止められハッとして振り返る。

「よかった間に合って。こちらシズメさまからです」

司祭様が抱っこしたシズメさまを差し出してくる。シズメさまは手に15センチくらいの筒のようなものを持っていた。


「これは……」

「お守りですよ。シズメさま特製の。……ね?」


「……」(こくっ)

「ありがとう、シズメさま」

シズメさまをなでなで。


「じゃぁ、行ってきます」

「行ってらっしゃーい」

「……!」(手をふりふり)


そして……。

「はい、ここ俺らの実家!」

はい、出発して1秒で着きましたー!


「けんせー!」

「ヴェイセル――――!」

元気のいい声が聞こえたかと思うと、いきなり2つの影がヴェイセルにタックルをしてきた。


「ぎゃあぁぁぁぁっ!な、何!?何なの!?」

あのロリショタコン剣聖め。ついにロリショタ吸着磁石まで習得したのか!?


「落ち着いてー、クロ殿下。ウチの弟ツインズ、アオとレオだよ」

ヴェイセルに思いっきりぶつかったり、引っ張ったりしている茶狼族の双子。年齢はイヴと同じくらい。髪の色や目の色はリオにそっくりだ。

半袖ブラウスに半ズボンのかわいらしい……ん?ダメだ!これ完っ全にヴェイセルのストライクゾーンクリアしてる!!双子の身が心配だ!


「リ、リオ……ちび双子をヴェイセルにくっつけとくのは危険では?」


「え?大丈夫だよ。ヴェイセル丈夫だから」

ヴェイセルが丈夫だから……大丈夫?


「あー、クロ殿下。フラッフィ家はふわっもふなだけではなくて何というか……」

ローが言いかけた時だった。


ドゴオォォンっ!

え、今すごい音しなかった!見るとツインズの一方が拳を地面にめり込ませている。


「ぼくもーっ」

もう一方がヴェイセルめがけて飛び蹴りをくらわそうとするが、ヴェイセルが交わしてツインズの足が地面をメリメリっと割った。


「えっ!?」

「フラッフィ家は皆、怪力なんだよ。」

何ですと!?ローの解説にびっくり仰天しつつも……。


「ツインズはそんなかでもイオ兄ちゃん並みに力が強いから、ヴェイセルくらいの相手じゃないと思いっきり遊べないんだ」

遊んでんの!?あれ、遊んでんの!?そしてイオさんもあんな感じ……いやそれ以上?


「こーら!レオ、アオ。道路壊しちゃだーめ」

その時女性の声が響く。


「あ、母ちゃんただいまー」

え、リオのお母さん……?

「お帰りー。リオ、ロー。そちらは……クロ殿下?」

「あ、はい。そうです」


「リオとローの母、ドロシーです」

そういって微笑んだ魔人族の美女は魔法で瞬く間に道路を治してしまった。


「いつもすみませんドロシーさん」

「いいの、いいの。ウチの子たちも遊べて喜んでるし。ヴェイセルくんもいらっしゃい」

ごく普通にヴェイセルと会話するドロシーさん。

「……」

でも赤紫色の髪もその目の色ローに瓜二つなんだが。ローって孤児って言ってたよね?


「クロ殿下。ローと母ちゃん瓜二つでしょ?」

「……うん」

まさかこの2人の間には昼ドラさながらのドロドロな事情とか!?


「だからうちの子にしたらいいんじゃないかって父ちゃんと母ちゃんが意気投合したんだっ!」

は、ハートフルだった。うん。ハートフルならすばらしや。


「こらリオ、その話は……っ」

「いーじゃん、いーじゃん。ロー」

照れるローにリオが無邪気に笑う。

「さ、あなたたちも早くお入りなさいな」

そしてドロシーさんの案内でおうちにお邪魔することになったのだが。……何か、でかくない?でかい家が3軒並んでる。


「クロ殿下。ウチの家の隣が領主邸、その隣がクリスタ祭壇な」

とロー。何で領主邸と隣同士!?しかもクリスタ祭壇さらにその横!?


「あの、フラッフィ家ってどういう一族なの?」

俺はローにそっと耳打ちしてみる。


「ん?毛並みふわっふわ。でも怪力」

た、確かにそうだけど!そこじゃなくって領主邸とか、祭壇とかと並んで存在するフラッフィ家は何者!?


「んー、あと父さんがクリスタ領騎士隊の隊長やってんな。……代々」

そういう伝統が……。


「あの、クリスタ領領主一族って茶狼族だったよね」

アスラン兄さんのとおさん・マティアスとおさんもその領主一族。全体的に見てクリスタ領には茶狼族が多い。ついでに黒狼族が多いのがクォーツ領。


「クロ殿下、ウチの父ちゃんは領主さまの従兄弟だよ!」

まさかの親戚同士!?てことはアスラン兄さんとも親戚同士!


「領主さまもふわっもふってことか」

アスラン兄さんの毛並みもすごくふわっもふだし。


「そこなのか?」

「そこ、重要だよロー」

とリオ。さすがわかってる。フラッフィ家!


「さてと、市場にお夕飯の買い物に行くから。リオ、あんた荷物持ち」

「はーい」

やっぱ怪力だからか。


「俺も行きます」

「あら、クロ殿下にそんな」


「あ、いえご迷惑でなければ。市場とか行ってみたいですし」

「じゃぁ、念のため俺も」

うん、レベル1000近くのローがいれば何も心配はない。ちび双子の相手をヴェイセルに任せ、俺たちは出発する。


「ヴェイセル―、わー」

「たかーい」

ちび双子はヴェイセルの腕にぶら下がってぷらーんぷらーんしている。……かわいい。


「じゃー、ちび双子よろしくねー。ヴェイセルー」

「くっ!クロとのお買い物デートがっ!」

やっぱりぶれてねぇな、ロリショタコン剣聖。


――――悔しがるヴェイセルを置いて、俺たちは市場へとやって来た。ここが異世界の市場かぁ。


「へぇ、見たことのない野菜がたくさんある!」

この青い実は何だろう頭に緑の葉っぱがある。


「青いミニパイナポー?」

これ、南国フルーツでなかったか。こんな色ではなかったと思うけど。


「あら、クロ殿下。それがいいの?」

「あ、えと。気になっただけで……」


「それも買いましょっか。おいしいんですよ?」

これ……うまいの?すっごいブルーだけど。ドロシーさんがいくつか買ってくれたので、その中からローがひとつをとり葉っぱをもいで実の方を俺に差し出してくる。


「これ、生で食べれるの?」

「もちろん」

「こんな風に!」

ローの言葉にリオが実の中に指を突っ込んで、内側から実を開いていく。……あれだ。グレープフルーツを4等分にして皮を剥いで実を外して食べる的なのの素手バージョン。

リオの真似をして食べてみると……あ、これおいしい。甘酸っぱい!

しかしその時だった。


「きゃーっ」

何だ?女の子の声……?まさか事件か……っ!?



傲魔の装備について、追記しました。

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