召喚国 メークイワ国では
「ごほっごほっ!な、何なんだ…」
「…成功です!!勇者様の召喚に成功いたしました!」
「…は?」
王城 玉座の間にて
「…と言う訳で勇者よそなたにお願いしたい。我が国を救ってはくれないだろうか?厚かましい願いだとは思う、だがそなただけが頼みの綱なのだ…!!」
「王様…はい!わかりました、必ず俺がこの国を救ってみせます!」
「おぉ!そうか!よろしく頼むぞ!」
「はい!」
※※※
「…ふん、単純よの。ほいほい安請け合いするとは、頭が足りていないのではないか?」
勇者召喚を行なった国メークイワ。
召喚された少年ー鴨田裕樹に国の救命を頼んだのだ。
彼等の説明では、隣国ディアバスに攻められており国は危機に瀕している。
彼の国は国民全てが魔族であり、好戦的な為和睦もままならず亡国の危険性がでたが国にどうにかできる者は存在しない。
それならば、国に伝わる古代のサモール国の秘儀たる勇者召喚にて助けを得ようとしたのだと。
…実際は最初に隣国にちょっかいをだしたのはこの国である。
元々人族至上主義であり、人以外の種族を見下し差別してきたこの国である。
ちょくちょく定期的に戦争を仕掛けてはあしらわれていたのだ。
中々勝てるはずがない事を理解せずに慈悲、いや併呑するのも嫌だと完全に滅ぼすのもどうかの考えで見逃されているだけであるのに。
むしろ、周辺の国からはさっさと滅ぼせばいいのに遅いと言われているくらいである。
「王よそれでこそ傀儡とするには丁度いいかと。敵国にぶつけるのにはまだ力は足りませんが常識はこちらの思うがまま。何、隷属の魔道具を用意いたします。問題はございません。」
「ふむ、そうか?ではまかせる」
「ははっ」




