韓国の、反日活動への感想
さて、先日(2019年8月2日)の日本政府による「韓国のホワイト国除外」をうけ、韓国国内では「NONO JAPAN」運動が広まっているようです。
日本企業の製品を買わないのは理解できますが、日本の原材料を使ったものまでが不買運動の対象となったようですね。
まあ、正直な感想を言わせてもらうと「ただの馬鹿」という結論になります。
うん。
韓国でも有数企業である半導体メーカー「サムスン」「ハイニクス」と、世界的に有名な車メーカーである「現代」を切り捨てるつもりなのでしょうかね?
この3企業、がっつり「親日企業」なのですから。
きっと、何も知らず考えずに騒いでいるだけなんでしょうねぇ。
でなければ、こんなピーキーな話をしないでしょうし。
さて、今の3企業がどうして「親日企業」と断定するのか。それを簡単に説明します。
簡単に言ってしまえば、生産ラインを日本企業に頼っているからなんですね。
工業製品を作るとき、当たり前ですけど、製品は工場で作ります。
半導体関連であっても、車関連であっても、工業製品なのだから工場で作る。私が言うまでも無い事実です。
で、韓国国内の工場というのは、そのほとんどが日本企業によって支えられているんですね。
半導体関連でいえば搬送機械関連の「DAIFUKU」という企業が有名で、韓国の半導体メーカーはかなりここからものを買い、工場を動かしている訳です。
さすがに全ての工場が、とは言いませんが、DAIFUKUを切り捨てた場合、工場稼働率は悲惨な事になるでしょう。
他にも多くの日本企業が工場を作るのに参加しており、韓国の大企業を支えている訳です。
大手ほど日本の製品を愛用しているのですね。
これでは「日本製品を買うな・使うな・ボイコットに参加しろ」などとは言えない訳です。
例えば、もしもサムスンが日本企業を除外しろという国内世論の強い圧力を受けたなら、下手すればアメリカあたりにサムスンは本拠地を移すでしょう。
そうして、韓国は屋台骨となる企業を失うのです。
……韓国経済を見るに、その様な圧力を受けずとも移転させそうな気もしますが。
ここ10年ぐらいの間に、日本と韓国の経済界は強い結びつきを作ってきたのです。
それを無視して今のような「ボイコットジャパン」「NONO JAPAN」などとは、言えないはずなんですけどね。
製品の不買運動はともかく。
外から見ていると、「勉強が足りない」「感情任せ」としか思えない一連の反日行動。
せめて日本は、このまま冷静かつ理性的な行動に終始したいものです。