表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/26

番外編 メイドのお喋り


「いーい!茜!今日は私たちが騎士団団長の素晴らしさを教えてあげるわ!」


「はえ?」


今、私は食堂で賄いを食べています。もちろん皿洗いもしましたよ。大きなお口を開けて今日も絶品な賄いを食べていたときです。他のメイドさんたちが鼻息荒く突然言いました。


「別にいいですよ~、興味ないですもん」


「「なんですってぇぇー!あんな素敵な方たちですのに!」」


「今の私は充実した1日と美味しい賄いを食べるのが目標なのでカイル様達のことは特に興味ないですよ?」


何故かメイドさんたちはうなだれてます。そして、ワナワナ震えています。え?なんかちょっと怖い。


「いいこと!茜!騎士団団長なんておいそれとなれるものじゃあないの!!なのにカイル様とランド様!あの二人は特に別格なんだから!家柄も素晴らしく、容姿も素晴らしい!女子の憧れよ!貴族たちは皆狙ってるんだから!」

「そうよ茜!!私達は平民だからおいそれと近づけないけど廊下などで見かけたら今日1日いいことあるかもって思うくらいなんだから!」


「ええ~?それなんか違いません?」


「「違わない!!」


「それに、カイル様は火の属性魔法なのにクールすぎて氷の騎士って呼ばれてるんだから!」

「そうそう!殿方達は白い鬼神と呼ばれてるけど」


「え?鬼神ですか?」


「どっからどうみても鬼ではないわよねー?」

「ねー。ひどい呼びなよね」


鬼神かぁ。確かに怒ったら怖そうだもんなぁ。

使える魔法が火なのに氷の騎士ってのも・・・


その後もメイド達の団長達の話は続きどこの世界にもミーハーってあるんだなぁって痛感した茜でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ