第8話:修行の終了
事件の発端はこの2週間の間に俺と煉華はよく話をしていた。
俺はジャングルにいるがたまに煉華が俺のところに来ていたのだ。
そして、俺と煉華が恋人という関係になるまでさほど時間はかからなかった。
俺は最後の一週間師匠の氷牙と本気で戦う事になる。
だから、俺は煉華に『一週間の間くるな』と言った。
煉華は『嫌!』と何回も拒否をしたがなんとか納得させ一週間来ないようにさせた。
そして、夜が明け煉華と最後の口付けをしてみんながいる館まで送った。
そして、後ろを見るとそこには氷牙いた。
俺は構え『さて始めるか』と言うと氷牙が
氷牙「煉華か・・・可愛いな」
と煉華を見て少し笑った俺はその事に少し怒り
俺「でや!」
と切りかかったが容易く避けられた。
それから6日間襲っては襲われを繰り返した。
俺は極限の緊張状態の中、少しの睡眠時間で動けるようになってきた。
俺「3時間か・・・動けるな」
俺は手をぐっぱぐっぱと動くことを確認し刀を抜いた。
そして、次の瞬間ジャングルに氷牙の声が響いた。
氷牙「今日で最終日だな!今日俺から一本取れなかったら煉華がどうなるか
わかんないぜ!期限確か今日の日暮れまでだったな
まぁおまえに無理だろうな」
と完全に挑発的な言葉が俺の怒りに火をつけた
俺は気で氷牙探し氷牙と向き合い
俺「何をするつもりだ」
とハァハァと息を切らしながら言った。
氷牙「さぁな 俺は男で煉華は女だ。
それだけで何をするかわかるだろ?
楽しみだな あいつの泣き顔を見るのとお前の悔しそうな顔を見るのが」
と笑いながら言った。
俺の中で何かが音を立てて切れた
そして異変は俺の目にまで現れた
俺の左眼は元々近くで見ないと分からないほど薄いのだが
俺の左眼の赤みが増して行き
そして鮮血のような赤になった。
俺は小声で「死ね」と言った瞬間
氷牙の後ろにいた。
そして、氷牙のあちこちに切り傷が刻まれた
氷牙は驚きながら
氷牙「待て!俺の負けだ!さっきまでのは全て冗談だ!」
と言っているが俺の耳まで聞こえない
俺は刀を構え消えた
すると右と左から俺の姿が現れた
氷牙「なるほどあまりの速さに幻像が出来たか」
と言って両方の攻撃をガードしたが俺は氷牙の前にいた
氷牙「な・・に・・両方とも偽物だと・・・どこまで強くなるんだよ」
と傷を負った氷牙が途切れ途切れに話す
そしてと止めを刺そうとした時他の師匠達が現れた。
俺の左眼は相変らず鮮血のように赤い
そして、師匠達が攻撃をして来た。
俺の攻撃は瞬間を通り越し刹那の瞬間に至った。
師匠達のあちこちに傷だらけになり、無傷の俺を見て師匠達は恐怖した。
死線を越えた者でも恐怖を覚えるほどの強さなのだ。
しかし、次の瞬間俺の体がゆっくり倒れていき
ドサ・・・
と倒れた。
こうして俺の修行は終わり。
そして、師匠達は一日館に閉じこもり話し合っていた。