第13話:加速する歯車(龍牙サイド)
同時間・・・龍牙サイド
龍牙「おい!焔!焔!」
俺は必死に焔に声をかける
龍牙「おい!目を覚ませよ!」
焔「うるせぇ・・な・・ばか・・あ・・にき」
龍牙「まだ息があるのか
ならもう話すな!」
と俺は焔に言うが
焔「むだ・・だって・・俺はもう長くねぇ・・よ」
龍牙「そんなのわからねぇだろうが!」
と叫ぶ
焔「兄貴・・・最後・・までダメな弟で・・すまん
俺にと・・って兄貴・・は・・自慢の・・ごほがは」
と血を吐き出す
焔「もうそろそろ迎えが・・・来るな
兄貴・・煉華ちゃんが連れて・・・かれた
どうやら・・神兄・・・貴と煉・・華ちゃんが標的
だったらし・・・いけど・・・神・・兄貴がいな・・くて
煉華・・ちゃんを連れてかれた・・・
俺と・・弥生がいた・・のに・・すまねぇ」
龍牙「謝るな!お前は・・・お前は俺の自慢の・・・弟だ!」
と涙を流しながらそう言った。
焔は『ありが・・・とう』
そう言って息を引き取った。
俺と神一はただ泣いていた。
同時に奥底で怒りが湧き上がった。
焔と弥生を殺した者達に
煉華をさらったグループに
そして自分の非力さに・・・
焔と弥生の墓を作ろうとした時
目の前で不思議な事が起きた。
焔と弥生の体が光り始め
そして体がスゥっと消えていった。
俺と神一はこの現象に気を取られいつの間にか二人共消えた・・・
しかし、俺達は本能で感じ取った。
『二人共還ったんだな』っと・・・
俺と神一は出かける準備をした。
目的地は政府の者達がいる場所【首都 カオスシティ】だ