2.少年期-2
明日からお仕事です。
仕事行きたくない。
精霊は一生を添い遂げる人間との契約が終わると転生し、新たな精霊として命を宿す。
しかし、一部の力を持つ精霊はそのまま存在しつづけ世界を守るために上級精霊へと進化する。
『精霊伝記』 一部より抜粋
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「きたよ。ティアナ。」
朝ごはんを食べ終わり、後片付けをしたのちにシルフィーとミナモを連れてティアナの部屋を訪れた。
「いらっしゃい、ユウ。シルフィーとミナモも座って待ってて。」
「いいけど、この魔法陣はなに?」
そこには普段あった椅子やテーブルがどけられ、床に描かれた魔法陣があった。
「これは契約のま「これは精霊契約の魔法陣。しかも風属性と水属性の混合型?」ん・・・・・・・むぅ・・。」
「正解です。ミナモ。これは精霊契約の魔法陣、しかも水属性と風属性の混合魔法陣ね。私のオリジナル設計の魔法陣でこれを作るのに3年もかかってしまいました。」
「・・・・これは俺達の契約魔法陣か?俺とシルフィーとミナモを繋ぐ契約の。」
「・・・・それも正解です。3人には契約を結んでもらいます。」
おかしい。別種族の精霊とは複数契約できないはずだ。ティアナ本人からそう教わった。
「本来なら複数契約はできないはず・・・。ですが、ユウあなたの精霊痕とシルフィー、ミナモの精霊としての階位ならありえなくはない。」
精霊痕が特殊なのはティアナから聞いていた。本来ありえない精霊痕の形をしていると。だが2人の精霊階位も関わってくるのか?
「私達の精霊としての階位は確かに特殊なの。」「そう。私達はすでに精霊としての階位は中級。」
「「そして、転生前は上級精霊として世界の流れを守っていた精霊だったんです。」」
そんな事聞いてないよ?上級精霊って存在したんだ・・・。ティアナからは普通の人間と契約するのは中級精霊までって聞いていたけど・・・。
「隠していてごめんなさい。でも私とミナモはあなたとずっと一緒にいたから分かる。ユウは私達が精霊だからってなにも差別はしなかった。だから私達はあなたと契約したい。」
そんな事を聞かされて黙っていられる自分ではなかった。
俺も転生者という事は黙っているし、シルフィーとミナモと一緒に暮らしてきてこの2人とずっと一緒にいたいという想いはかなり大きい。できれば離れたくない。そんな2人にここまで言われたら答えは決まっていた。
「俺も・・・俺も2人とずっと一緒にいたい。離れたくないから契約したい。」
そんな決意をティアナ、シルフィーとミナモの3人に話した。
これからは1週間に数話かな?
頑張ります。




