3.Prologue-3
まだまだプロローグ
ちょっとずつ進めていきます。
精霊の上位に値するのは上位精霊とも呼ばれており、この世界の存続にも関わる存在である。
『ウェスタリア王国勇者伝記』一部から抜粋
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「今度はなに!?」
茂みからガサガサという音が鳴っている。
狼の魔物がいなくなったということはより強い生き物ってこと!?
熊の魔物とか?そんなのこんな簡単にでてくるの?
「今度こそさようなら・・・。」
ガサガサと茂みをかき分けてくる生物がこちらにやってくる。
そこには金色の女神様がいた。
ふわりとした金色の長い髪が腰まで伸び、深い蒼色の目をした女性が立っていた。
「あら?あらあらまぁまぁ!なんでこんなところに人間の男の子がいるのでしょう!」
「・・・・・え?」
「坊や?あなたはなぜこんな森の中にいるのですか?森の中の魔物達が集まってるから何かなーと思って見にきたらこんな小さな男の子がいるんですもの。お母様はどこにいったの?お父様は?それにしてもなんと可愛らしい坊やなのでしょう!あぁホントに小さくて可愛い坊や!こんなとこまで1人できたの?大人の方達はいらっしゃらないのかしら?是非ともご挨拶したいわ!!」
そういうと女性はキョロキョロと周りを見渡す。
何?このヒト
すっごく綺麗で顔も良くてスタイル抜群で背中にも翅が生え・・・て・・・・
「はね!?」
「あら?この翅が気になるのかしら?いくらでも見てちょうだい。どう綺麗でしょ!この8枚翅っていうのが自慢なのよ。」
白く光った紋様のような翅が存在感を持って自分の目に見せつけられていた。
私はしばらくその淡く綺麗に白く光るその翅に魅入られていた。
・・・・・
「もしも~し。聞こえてるかな?聞こえてたら反応ほしいんだけど・・。」
「・・っは。ごめんなさい。聞こえてます。そして・・近いです。」
呆けている内にとても整った顔が直ぐそばにあったら驚くでしょうが!
まだ私、経験が無い童貞なんですから!!
「あら。ごめんなさいね。でもあなたお母様とお父様はどこにいったの?こんな森の奥に坊や1人で来れるとは思わないわ。」
「・・・実は・。」
「捨てられた?」
「えっ!!」
「よくいるのよねぇ。何が気に入らないのか子どもを森に捨てる人。ホント信じられない。どこで間違ったのかしら。」
その精霊はとても落ち込んだ顔で下を向いていた。
「・・でも、間に合って良かったわ。力尽きた子は何人か見たけどあなたは間に合って良かった。」
「ねぇ、あなたさえよければウチの子にならない?」
その精霊がなにを言ってるのか最初は分からなかった。
「・・・・はぁぁぁぁ!?」
叫んだ私は悪くないはずだ。
頑張って続けていきます。




