何で外出自粛の必要があるのか?
この辺りは色々な意見があるかと思いますが、一言でいうなら
「医療崩壊を起こさないため」
となると思います。
このウイルスで何が厄介かというところに、本当の所が良く解らないと言えるかと思います。
極論ですが、「すでに地球全人類が感染していて、検査で陰性の人は感染してないのではなく、ウイルスが増えてないだとか、活性化していないだけ」という、すんごい意見を出しても100%違うという事はできないでしょう。
だって、実情が解らないので。(とはいえ、専門家に言わせたら凄く反対意見が出るでしょうが)
たとえば、感染者数の何割が発症(検査したら陽性と判断されるか)、陽性と判断される中で症状が有るのかというのかはっきり解っていないというのが正しい現状のようです。
少なくとも私が見た限りではわかりませんでした。
ただ、厚生省のHPの新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の見解」
によると「感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も、約半数は回復しています。」との事です。
また、今毎日発表される感染者数というのはPCR検査で陽性と判明した人の数ですね。
この感染者数が増えているのはは検査数が増えたからという意見が有ります。
18日のNHKニュースウェブによるとPCR検査で陽性と判定された人の割合、いわゆる「陽性率」が全国的に上昇しているとみられているそうです。
あくまで目安との事ですが。
前回の続きみたいなのが長くなりました。
長くなりましたけれど、一言で言うと「わかんない事はいっぱいあるよ」という事ですね。
ただ、このコロナウイルスで確かな事の一つはこの重症化した人は人工呼吸器が必要であり、それが無いと死ぬという事です。
若い人は重症化しないとか、無症状とかというニュースも有りましたが、それは違うというのが解っています。
で、この人工呼吸器は色んな所で使います。
変わったところでは抗がん剤の副作用による肺出血とかです。
身内はそれで亡くなりました。
つまり、コロナの重症者が増えると人工呼吸器が必要な人が多くなり、足りなくなるかもしれません。
ざっとした概算ですが、感染者が1万人を超えたので2千台必要な人が今までに比べて増えていますね。
人手も取られていますね。感染症対策のためストレスや手間もかかっているかと思います。
後、最近では自粛により献血が減り、血液の確保が難しくなってきているそうです。血液は保存がそこまで効かないので。
つまり、遊んでいて交通事故にあった場合でも助かる確率が普段より低くなっていると言えるのではないでしょうか。
日々刻々と変わる中で、現在の医療体制がどこまで対応できるのかは解りません。
ただ、確かな事は大阪府市が雨合羽を防護服の代わりにするために寄付を呼び掛けたり、マスクを洗って使いまわしたり、厚生省が度数の高いお酒をアルコール消毒の代わりに使う事を認めるなど物資の不足が起きているという事です。
まあ、それでも俺には関係ないよーっていう人いると思いますが、そんな人のために治療が受けられなくなる人が出る可能性が有るという事を認識してください。
ウイルスは、当たり前ですがテレポートしてこないので、一番身を守る事はウイルスに触れる機会無くすこととなります。
家の扉を境界線として、家の外から何も持ち込ませず、外部と接触しなければ感染はしません。
「もう、今の所予測されているので手いっぱいだから、ひとまず時間稼ぎさせてくれ」というのが「外出自粛の必要性」となるのではないでしょうか。
余談ですが、コロナで入院している人に差し入れが出来ない理由は手間が余計にかかるとか、陰性でも感染の確率の高い人からの接触を避けるという点もあるかと思いますが、発症している人との院内での接触を少なくするというのもあるかと思います。
纏めると「接触を減らすことで感染する(感染させる)確率を下げる」、「感染者を増やす速度を下げることで医療にかかる負担を軽減し、医療崩壊を起こさない」という事になるかと思います。