【すげどう杯企画】小説を書くにあたって「すげーどうでもいい」もの 出張版:『なろうの垢BANってさ…』
よう、新城ろっくだ。
新城と書いて『悠久の刻を超越した荘厳華美なる†エィンシェント・アビタシオン†』と読む。
ちなみに言っておくが「新城ろっく」で1つの名前だ。苗字が新城、ろっくが名前と間違えられそうだからあらかじめ言っておく。
ただ、インディアナポリスをインディーって略したり、エドモンド本田をエディって略す感覚で「新城さん」と呼ぶのは有りだ。ただし、安易に新城さんと呼んだり、ろっくさんと呼ぶのだけは許さない、いいね?
さて、冗談はともかく。どうも、あっちいけだ。上のはすまない、内輪ネタのお約束ってやつだ。
それで今回の出張版の話題なんだけどさ……なろうで活動するにはアカウントが必要だよねって話から入ろうか。
まず作者は小説を投稿するために全員アカウントを持っている。うん、まずこれは間違いないと思う。
その一方で読み専についても、ブクマや感想、レビューするにもアカウントが必要だ。(一部例外て感想受付が制限なしの作品には感想か残せるけど)
ブクマ機能がないとどこまで読んだか分からなくなったり、いちいち更新を手動で追いかけなくてはいけなくなったりで面倒で仕方がない。だからなろうを快適に楽しむためには読み専だろうとアカウント登録が推奨されている。この認識も大きく間違っていないと僕は思っている。
だけど知っての通り、なろう運営はこの『アカウント』をユーザーから剥奪する権利を持っている。
アカウントBAN―――通称、垢BANと言われているものだ。
さて、最近ちょくちょくこの垢BANについて騒がれているのは知っているかい? あ、知らない? それなら君は平和な友達に囲まれている平和な人か、アンテナを張っていないお気楽さんのどちらかかだ。
なにせ比較的平和に過ごしている僕でさえ、ここ1ヶ月の間で耳に入ってきた情報がこれだけある。
やれ、警告もなしにいきなり垢BANされた。
やれ、アカウントが乗っ取られてBANされた。
やれ、運営の判断が以前より厳しくなった。
やれ、運営は全く情状酌量の余地を認めてくれず、前後の脈絡もなく、血も涙もなくBANしてくる。
やれ、何も悪いことはしていないのにBANされた。
……ああ、一応言っておくけど、これらはなろう外のツイッターや外部掲示板なんかで語られている内容が多い。もちろん、中にはなろう内の活動報告やエッセイなんかで語られているものもある。
そしてこれらの発言について、言っておくけど僕は真偽のほどを一切保証しない。僕はただあくまで『聞こえてきた情報』を羅列しただけだ。
もしこれらの情報を鵜呑みにして、現状の運営の判断基準を表しているんだと勘違いする人がいたとしたら、君はしばらくネット界隈から身を引いた方がいい。
そうだな、自信をもって自分は大人になったと言えるようになったら帰ってきてもいいんじゃないかな? それまではネットをするだけ君の心が無意味に傷つけられるだけだから、優しさでもって僕は君を見送ることにするよ。farewell!
さて、とても為になるアドバイスが出来て気分も良くなってきたところで、そろそろ本題に入ろうか。
この垢BAN騒動について、はたから観戦していても聞こえてくるのはなぜか被害者の言い分だけなんだよね。
BANされた、BANされそう。そんな話はよく聞こえてくるけどBANしてやったぜっていう声はあまり僕のところまで届いてこない。
ああ、なぜかなんて言葉を使ってみたものの、その答えを既に僕は知っている。それも少し考えたら当然のことなんだ。
この騒動であえて『加害者』を作るとすると運営と通報した人になるんだろうけどさ、彼らはそれぞれの理由でもって言い分を世に発表しないだろうからな。
まず、運営は何故BANしたのか必要以上には語らないだろう。「利用規約の〇〇条に違反していた為アカウントを削除しました」くらいがメールで送られてくるだけじゃないかなと思っている。
だってさ、君たちは利用規約を見たことがあるかい? 見たことがない人がいたら今すぐ見に行った方がいい。小難しいことがたくさん並んでいるけれど特に確認しておくべきは14条だ。(もちろん、それ以外も大事だけどね)
さて、ここで試しに、ちらっとでも目を通してきたと想定して聞いてみようか。君はあの規約を読んで何が規制されているかきっちり理解できたかい? ……ああ、そんな緊張した顔をしなくてもいい、素直に言ってくれていいんだ。
正直、分からないだろう? 『〇〇の恐れがある行為』だったり『そのほか不適切と思われる行為』だの曖昧な表現が飛び交い、結局は何を規制しているのか分かりづらい文章だと思う。
でも、それでこそ会社運営としては正しいんだよね。だって例えばいちいち明確に、
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『他人に以下の文言を使っての誹謗中傷をしてはいけません。
・馬鹿
・バカ
・ばか
・あほ
・阿保
・アホ
・~~~
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みたいに具体的に規制されていたらさ、『じゃあ莫迦ならいいんだな』とか莫迦なことを言い出す奴が出てきちゃうだろう?
上の例は極端だけど、ようするに今のネット社会において、屁理屈をこねくり回す奴が出てきた時の為に、サイト運営側には臨機応変が効く『大義名分』が必要とされているんだ。
そうして提示されているのがあの利用規約ってわけだ。こう考えると、さっきは加害者と定義づけしてしまったけれど、別に運営には非がないように思えないかい?
ちなみに、もしこの規約の提示方法について問題提起したい人がいるのなら、僕にあたってくれてもいいけどもっといい場所があるからそこを教えておこう。
サイトTOPページの最下部に『お問い合わせ』というリンクが貼られている。君にはうってつけの場所だと思うから行ってみると良い。
さて、話が逸れちゃったけどもう片方の加害者についても語っておこうか。
『通報した人』だな。運営が垢BANを行う時は大抵この『通報をした人』が裏にいると個人的には思っている。
考えてもみてほしい。膨大な数の作品・感想・活動報告・レビュー。このサイトには文字情報が溢れかえっている。
その中から規約に違反している文字情報を抜き出すのは至難の業だ。運営が規約違反者を探すために数百人規模で人を雇っているなら別だけど、多分そんなことはしていないだろう。かと言って、それらの違反を見逃すとサイトの運営風紀上、大きな問題をはらむことになってしまう。
だからこそ運営はどんなページにおいても『お問い合わせ』や『情報提供』なんかのリンクを貼っていて、規約違反を見つけた人が誰でもすぐに運営へ告発できる体制を取っている。
この告発行為自体の良し悪しを語るのは後回しにして、告発をした加害者A氏がそれを世に発信することはあるだろうか?
恐らく、黙秘するのが多数派だろう。垢BAN被害者側からの報復を恐れたり、被害者周りの信者からの粘着を恐れたりして、多分彼らは黙秘する。
さて、ここまでつらつらと話してきたけど、ここからが本題の本題だ。
垢BAN騒動って誰が悪い?
ぶっちゃけ、僕は被害者ぶっている垢BANされた人たちこそが悪だと思っている。
だって、そうだろう? 規約に違反していなければ告発されようがない。隙を見せなければ刺されないんだ。運営だって完全なる白を黒とは判断しない。灰色ならともかくさ。
被害者の連中が加害者だと断じている告発者にしたってそうだ。彼らは報復を恐れて黙秘しているだけで、影であざ笑っているわけじゃない。真に過失があるのは規約違反をした被害者の方だ。
……ああ、悪意を持って粘着して、絶対に垢BANさせてやろうと虎視眈々と狙っている奴がいることは否定しないさ。そういったやべーやつがいるのがネット社会ってものだしね。
でもさ、そいつらに隙を見せたのは君たちだ。完全なる潔白を主張している君たちが纏っているのはオフホワイトなんだよ。完全に黒じゃないって言い張って、そんな遠吠えが通じる世の中じゃないって覚えておいた方がいい。
社会はな、上に立つ者に都合よく出来ているんだ。下々の者の都合に1つ1つ合わせて判断してたら、上がパンクしちゃうでしょ。
そういった情状酌量の余地を望むのは公的機関に対してだけにしておいた方がいい。営利団体に多くを望むのならそれなりの利を示さないといけないというのは分かるよね?
なろうでは運営という絶対的強者がいる。その強者が説いたルールを熟読し、相手に隙を生ませようと付け狙ってくる奴らがいたとして、そいつらを悪と断じるのは君たちの勝手だ。
まずもって、応じる必要なくない? なんでそこで立ち向かうことこそが正義だの俺らしいだの真の強者らしいだのかっこつけて突っ込んでいくのか。
僕には味方がいるって強気になってるのか? だったらその味方を悲しませない為にもまず自分を大事にしてやれよって僕は思うな。
ああ、そうだ。
ちなみに僕は非公開でお気に入り登録して、観察している対象が何人かいる。絡みたくはないけど、愉快な性格をしているから様子だけ見ておきたい人たちだ。
その中に『垢BANされそう』とか言って活動報告で知り合いに泣きついている人がいる。彼曰く、どうやら悪い連中に付きまとわれて垢BANを狙われているらしい。(その悪い連中が実在するかどうかは僕目線では不明だとだけ言っておく)
僕に言わせれば、自業自得だね。特定を避けるためにぼやけた言い方をするけど、そいつは活動報告内で過去2回も自分から規約に違反していることを言い出して、そのことで運営から警告を貰っている。完全に身から出た錆だ。しかもわりと複垢レベルの真っ黒なことをしていた。
そうして運営からは『次の警告が発生した時点で君を垢BANするね』みたいなことを告げられたらしく、おしりに火が付いたみたいに自衛に躍起になっているみたいなんだけど、僕の記憶が正しければ上記2回の違反以外でも規約違反らしいことを彼は公言していたように思う。(あまり細かくは読み込んではいないから、本当に黒なのかは知らないけれど。まあ、本当に彼の垢BANを狙っている人がいるのであれば彼の命ももう長くはないと思う)
それなのにさ、彼は活動報告で、
『俺は悪いことはしていない』
『俺は誰にも迷惑をかけていない』
『運営の判断基準が変わって振り回される俺の身にもなってくれ』
『そもそもなんで垢BANなんて制度があるんだよ』
『告発してくる奴らは悪い奴らだ』
等々、まあ好き放題に言っている。
これらの戯言に逐一言葉を返すのは諦めようと思う。ただ、1つだけ捧げるとすれば、『規約の整合性を保たせたい運営の立場を考えれば、君を殺すにいかほどの労力も惜しまないだろうね』という言葉だけだ。
さて、つらつらと語ってきたけれど、どうだろう。ここまで読んでくれた君も運営に対して不満を持っていたりするのだろうか?
ああ、実は僕も時々不満に思うことがあるんだ。やっぱりあの規約は分かりづらいし、具体的なことが書かれていないからね。突拍子のないことをしようとすると、無理やり当てはめればどれかの規約に引っかかりそうだなと思うことがある。
そんな時におすすめなのがさっきから何回か話に出している『お問い合わせ』のフォームだ。ここから運営に対して、不安に思っていることを質問してみるといい。
僕もとある企画を考案していた時、その企画の趣旨や手法を記載して運営に『これって規約違反になりますか?』って問い合わせしてみたんだ。そうしたら一日で返事が来たよ。
『〇〇と〇〇という条件さえ満たせば、規約上は問題ない』みたいに返事が来てね、規約に違反しない道を示してくれたんだ。ほら、運営は雲の上の存在じゃないだろう? 聞けば教えてくれる存在なんだよ。
なのに耳をふさいで目を閉じて、突っ込んだ挙句に『そんな話は聞いていない!』とか『警告や垢BANの前にもうワンクッション挟んでほしい!』みたいな発言している人たち、君たちはもう少し自分の頭を働かせるか周りを見渡してみた方がいい。
確認する方法が用意されているのになぜそれをしないのか。奇をてらったり利に目が眩んだりして自分から見切り発車で行った所業なのに、運営側へ歩み寄りを要求するのはどうなのよ?
ああ、あと平和な人たちに囲まれている平和な人たち。君たちも危ないぞとだけ言っておく。
このなろうにおいては引っかかりやすい規約違反の罠っていうのがいくつも転がっている。ディープキス表現はR15でもダメとか、感想欄へ作品の感想以外の書き込みを求めたらダメとか、そういったものだ。(上記についても、確かそう聞いたことがあるという内容であり、規約との整合性を僕は一切保証しない)
そういった規約の判例に詳しそうな友達を持っておくのも良いかもしれない。それか僕みたいに『あいつやばそうな奴だな』ってのを非公開のお気に入りにしておけば、色々しでかしてくれて反面教師的に規約の判例を教えてくれるかもしれない。
さて、そんなこんなで今回言いたいことは全部終わったかな。
垢BANって怖いよね。でもそうならない為に出来ることは全部自分自身を振り返ることだっていうのを伝えたかったんだ。勝手な言い分だし、反対意見もあって然るべきだと思うけどね。
そうして僕から変わらず祈れることはただ1つだけだ。皆様の執筆活動が健やかであらんことを。
『本作は「すげどう杯企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLにて記載。
(https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1299352/blogkey/2255003/(あっちいけ氏活動報告))』