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もうちょっとで転生したらバランスボールだった件  作者: 辛味亭
第02章 どれいのさんすけ
22/31

022.いくよぉ

『借りて借りて借りて踏み倒す異世界逃走記!?』と同時投稿

 3階の窓から勢いよく飛び出す。


 並ぶモノなどないくらいこの国の誰より強いと言っても、初めての集団戦、初めての防衛戦だ。

 スキルが無ければ、逃げてただろう。

 それだけ貰ったスキルがチートである。


【飛行】


 使い慣れた【飛行】スキルを発動する。

 一度、サンダリアの剣をアイテム袋にしまって、『インダス』で取り寄せた暗視装置をアイテム袋から取り出して装備する。

 夜目がきかないから当然の措置だ。


 『インダス』さん、サイコーだぜ。


 【剣聖】【拳聖】スキルを発動する。


 それと、ほぼ常時発動させている【解体】【秘孔】スキル。

 【秘孔】スキルは、即死攻撃で狩には必須である。

 倒したい相手の皮膚を軽く押した状態にするだけで倒せるからな。


 一応、【秘孔】スキルは誤爆が防止されている・・・気がする。


 さらに、【牽制】スキルも発動させる。

 【牽制】スキルは、相手が俺を見ると、硬直して一瞬動けなくなる。

 見られるだけで、敵は怯んで、まともに攻撃できなくなる。


 これも戦闘には便利なスキルである。

 マジチートだぜぇ。


「じゃあ、いくよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


 誰も聞いていないので、たまには、幼女っぽくセリフを吐く。

 実は、普段のおっさんっぽいセリフはギャップ萌えとか言って、幼女っぽいセリフを吐くとやり直しを喰らうくらい人気がある。

 だから、わざと使ってんだぞ。


 それはともかく、敵の多い南門から殲滅開始。

 南門前で固まっているオークの集団にBB弾の手榴弾を投げつける。

 【秘孔】【解体】スキルが発動して、即死したオークが解体されて、アイテム袋に収納される。

 オークがヤられて消えたため、一瞬にして空白の場所ができたので、そこに着地する。


「おっ、【夜目】スキルスクロール、ゲットだぜ」


 早速スクロールを使って、【夜目】スキルを覚えて発動させる。

 スキルスクロールはレアなドロップ品だが、俺の場合、かなりの確率で取得できる。

 たぶん【解体】スキルのおかげだろう。

 今の一撃で数十枚スキルスクロールがゲットできたしな。


 【夜目】スキルのおかげで無用の長物になった暗視装置をアイテム袋にしまう。

 これで、視界が広がった。


 剣で突いても、拳で殴っても、オークは即死してアイテム袋に収納されていく。

 きちんと血抜きされてな。

 オークの肉は豚肉より若干美味しい。

 今まで、オークを自分で倒したことがなかったので、後で味見をするのが楽しみである。


 それに面白いほど狩れていく、怯んで硬直した相手に一撃をいれるだけだ。

 【剣聖】【拳聖】スキルを使ってだから、超らくちん。


「おっと、【白魔法】【黒魔法】のスキルスクロールをゲット」


 スキルスクロールを使う前から【白魔法】【黒魔法】のスキルスクロールの在庫が増えていく。

 【夜目】とか、その外のスキルスクロールも増えてんだけどね。


 お店を開いたら儲かりそうなくらいだ。

 実際、スキルスクロールはレアすぎて、自分で手に入れるか、冒険者ギルドの期限なしの納品依頼か、オークションくらいしか入手方法がない。


 それより、今は、オークの殲滅か・・・。


「北門に行く前に、頭を潰しておくか」


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