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もうちょっとで転生したらバランスボールだった件  作者: 辛味亭
第01章 ぷろろーぐ
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002.ばらんすぼーる

 チートスキルって聞いて、ピンッと来るヤツは多いだろう。


 そうだ。

 その通りなんだ。


 そう、俺は、トラックに轢かれて、チートスキルを貰って異世界転生を果たしたんだ。

 ちょっと、予定とは違ったがな。


 異世界に転生できる条件は分かっている。

 居眠り運転をしているトラックに轢かれるだけだ。


 簡単だろ?


 普通に運転してる運ちゃんに轢かれたなら、運ちゃんの今後の生活のことを考えてしまうが、居眠り運転してる運ちゃんなら問題ないだろう。

 神様もその辺分かってるんだろう。


 だから、俺は、前世で、毎日毎日、居眠り運転をしているトラックを探した。

 何日も何日もだ。


 そして、見つけたんだ。

 やっと、見つけたんだ。

 居眠り運転で、ふらついている大型トラックをな。


 でも、それが長い急な階段を登り切る寸前だったんだ。

 ああ、転げ落ちたさ、階段を踏み外して、転げ落ちたよ。

 大型トラックから逃げ惑う誰かに肩を押されてな。

 逃げ惑う人々の中で俺だけが向かう方向が逆だったんだ。


 この時ばかりは神様を恨んだよ。


 でも、後、ちょっとだったんだぜ。

 居眠り運転の大型トラックの前に出るだけだったのに・・・。


 まるで足元が崩れるような感覚だった。

 実際は、階段を踏み外したんだけどな。


 でだ、5分ほど転げ落ちて、もうちょっとで一番下って、ところで跳ねたんだ。

 なぜか転がってたバランスボールの上に落ちて、跳ねたんだよ。

 弧を描くように車道に向かってな。


 そして、居眠り運転中の軽トラに轢かれて死んだんだ。

 バランスボールと一緒に車道に落ちる前に・・・な。


 でも、異世界転生を果たせたんだ。

 

 俺は『草乃木 (けい)』、この世界では、ケイと呼ばれてる。

 決めゼリフは『萌えたろっ?』。


 一緒に魔法使いになろうと約束した相棒を失った、今年9歳になる凄腕の美少女Fランクの冒険者は俺のことだ!

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