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93羽:幼少期を思い出してください。貴方の夢ってなんでしたか?それは叶いましたか?叶ったらどうしますか?

2016年2月9日


「kooちゃんハッカーになれば?」

突拍子のないダンナの台詞で驚いた。

「は?犯罪に手を汚せと?」

「ブラックじゃなくて、ホワイトの方だよ。」

「あ~、ホワイトナイトねぇ。」

「ファルコンみたいにカッコイイじゃん。」

「あれは異常だよ。ブラックハッカーとコマンド入力で対決・・・。相当のタイピングスピードじゃないと厳しくないか?」

「でも、いけそうな気がするんだけど・・・」


『ファルコン』。

三浦春馬主演の『BLOODY MONDAY』(ブラッディ・マンデイ)というTVドラマに出ていた天才ハッカーの事。悪のサイバーテロ組織と戦うのはコマンド入力の正確さとスピード。それは尋常じゃない。

ドラマはあまり見ないタチだけど、あれだけは食いつく様に見ていた。

遠い存在だけど、PCあるあるの裏技的な物を幾つか使用している俺だから見ていた。


だからダンナは『ハッカー』を提案をしたのだろう。



俺の夢ってなんだったかな。

小学校120周年記念の文集には「科学者になりたい」と書いた。

気付いてみれば大学で物理学を専攻していた。

『男のロマン』なのだろう。宇宙に携わりJAXAまたはNASAで働きたかった。

それはそれで、しっかり一浪してその大学へ進み、遊びとバイトに明け暮れ、122単位(多分だったはず)で卒業の所、要領よく123単位(要は必修+αの超ギリギリ)を取得しめでたく卒業。4年生の時はほとんど学校に行っていない。けれど留年組も多く厳しい学科だった。教員免許とか取れるはずだったが、免許は免許。使っていなければ5年も経てば腐るもの。だから取得はしなかった。大学時代は大いに友達とキャンパスライフ、そこ以外でも十分に遊びつくし、社会勉強たるバイトをいくつもこなした。

スーパーの陳列、レジ。ゴキブリ、ムカデ駆除。清掃員。家庭教師。寿司の配達。臨床試験のボランティア。まぁ、モルモット役で。

臨床試験でのボランティアがきっかけで、いざ初就職してみれば科学系の正に科学者への道だった。

多分面接で決め手となっただろう台詞を今でも覚えている。

「物理専攻ですが、生物の垣根を越えれば最終的に物理のミクロ域の事業になりえます。勿論マクロ的発想も大事ですが、物理、化学を学んだ身として研究し、苦しむ人々を苦痛から解放する事を夢見ています。」

だったと思う。

コネも何もない。周囲は医学部、薬学部、農学部出身の修士号持ちだらけ。落ちる前提で受けた手前、面接まで行った事に感動したが、まさか就職するとは思わなかった。

JAXAもNASAもどっかへ飛んでいき、小学校で夢見ていた科学者となり、夢は叶った。

先輩達から恨めしい目線と同時にスピード出世していったが、次の夢を模索し5年勤めて退社。

元より好きだった珈琲を嗜む喫茶店を開業したくて、まずは下積みからと、大手喫茶店と居酒屋での修行道を選んだ。

喫茶店時代、オープンに合わせて5:30出社。6:30のオープンに向け準備を進める。最初はきつかったが、環境にも順応していき1ヶ月で先輩からも信頼され、次期店長候補として店を任されるようになった。

15:00まで喫茶店でバイト。17:00からは居酒屋。ここでは深夜2:00まで働きクタクタになって帰宅。

次の日も早朝からバイトだったから、睡眠時間は3時間もなかった。約21時間働く毎日。

バイトの合間にコーヒーコーディネーターという資格を取り、週6で働きまくる異常な生活を続けてい

た。


喫茶店、居酒屋で働き始めて約半年が経った時、今のダンナとの間に子供が出来た。それが今のムスメだ。


ダンナの父は一般企業へ俺の就職を希望し、余儀なく喫茶店と居酒屋を辞め就活を行った。

初めてハローワークに行った際、たまたま見つけた不動産関係の事務正社員募集に飛びつき、身にも願ったりで一発で優良企業へと就職できた。しかも幹部候補として。それと同時に、敢え無く喫茶店の夢は遠ざかった。

そして、経理と人事業務兼任で5年働き、心病を患い退社。


これが、俺の履歴書。



多分、ムスメが生まれてきてくれた理由は「喫茶店は今じゃない」と俺に警告したのだろう。と、嬉しく前向きに捕らえている。



なりたいもの、夢かぁ。

今でも喫茶店への執着はある。

しかし、儲かるかと言えば、コンビニの珈琲を筆頭に安価で淹れ立て珈琲を飲める環境が万延している今、厳しい生活は免れない。

喫茶店自体、店舗の数が減っているからこそ緩い喫茶店、時間無制限で居てOK、Wifi使いまくって良しという店舗で狙うなら今なのだが、資金が足りない。



そう、俺は今人生の模索中。

やりたいことを探すが、どうも将来を見据えるとAI(人口知能)、シンギュラリティの存在は大きい。

それ故に突如として現れたダンナの『ハッカー』発言は痛いほど考えさせられた。

サイバーテロなんて日常茶飯事だからな。


悩んだ。


コマンド入力なんて、大学時代に片足踏んだ程度。

今は自力でPCの構築を少しばかり。

後は、PCの裏技を開放させるぐらい。



修行の第一歩。

『ホワイトナイト』への門を叩けるだけの実力を身につけること。

本気で、今だからこそできるこの状況でやってみる価値はあると思う。


5年後を見据えて、プログラミング言語から勉強しまくるしかない。

俺の当面の目標は日本語タイピングと違う、プログラミング言語の理解と入力のスピードUPを目指す。



その手始めに、携帯アプリでも作ってみようかと思案していた。

大体の構想は頭にあり、仕様書を少し書いてみた。

けれど、これはかなりヤバイ路線らしい。

それは、元プログラマーO氏の話によれば、俺のアプリ構想は今現在の超最先端技術の結集。Windows10が出たばかりのプログラムを持ってしても厳しいレベル。大手企業でも実機できるのは数年後だろう、1人では不可能に近い話だと。


結構、心が折れた。

アプリ開発もだけど『ホワイトナイト』なんてできるのか・・・

ホワイトナイトはダメでも、あのアプリを完成させたら画期的進歩なんだけどなぁ。

時間がかかっても作りてぇなぁ。

自分の為に。


無謀を承知で開発を進めようとしている。先を企業に越されるかもしれない、作れないかもしれない。無謀と分かっていても作りたい。内容は企業秘密。


4日前からアプリの開発環境を整えるべくありふれたソフトの中から適当な物を抜粋し、インストール。しかし、事もあろうかソフトの容量が70GBとバカでかい。丸一日かかりやっとで起動に成功。神器:Windows 7 Home Premium、Intel Corei7、2.30GHz、RAM16.0GBのパソコンでもソフトの起動に約5分かかる。dual core processorじゃないと重いのか・・・

まだまだダウンロードとインストールを繰り返して最新版にバージョンアップを繰り返さないといけない。


あれから3日経った今でもまだまだアプリの製作に取り掛かれない状況。

開発環境自体に問題がちらほら出てきて、解決策をネットサーフィンしてあさる。有力情報が英語っていうのが面倒なことで・・・


あーーーーっ!もうっ!

たまに発狂。


時間を忘れパソコンと対峙する毎日。



ふぃ~。と、休憩で今日の日記を書いている。

日記を書いてても不安は解消されない。

ソフトの解決できんのかコレ。アプリできんのかコレ。

完全に研究者へと戻っている。

髭でも伸ばすか。



俺の人生は迷宮区内で彷徨い、情報稼ぎと、対人の人生相談しかできないのか・・・

うーん・・・

それは、ヤダ。

意地でも作る・・・


あー、また詰んでるな、コレも。

あーーーーーーっ!!!!もうっ!!!!

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