86羽:下ネタという概念が存在しない世代
2016年2月2日
「ち○こー。う○こー。」
ムスメを迎えに行くたびに大人からすればの罵声を受ける。
「ママなの~?」
「いや、パパだから。ちゃんとチ○チ○ついてるし。」
園のお迎え状況は大概、ママが迎えに行っている、しかし、早く迎えに来る男の俺が珍しいのだろう。子供達に説明するが伝わっているのだろうか。
突然、前方からち○ち○を鷲掴みにされる。
はぁ。
「5歳の女の子でもそれやっちゃうのかよ。」
呆れながら、振り払う。
後からは男の子達が、頻りに、拳と足蹴りを与えてくる。
大したダメージではないが、後から喧嘩を売ってくる連中には子供とて容赦はしない。
「ガツンとやったって」と一部の保護者からは了解を得ている。
「喧嘩すんなら、前からしな。それは卑怯だからね゛。」
言いながら、頭を鷲掴みにして、拳骨。または、頭突きを見舞ってやる。
クラクラと後退る子供達。
「このち○ち○野郎!」
「う○こがー!」
とか叫び飛び掛る子供達。
「その汚いY語使うなっつってんだろ!」
ガン、ドガ、チーン・・・
いつの間にかスマッシュブラザーズ化した1対多数の乱闘となっていく。
やっぱり卑怯なのは男の子。
何かしらのポーズを取った後、背後からの攻撃に徹する。
女の子は前から、下を目掛けて突進攻撃。
下への攻撃は、たまに、ガチでアレに当たるから、回避に回る。
あ~。
迎えに行きたくねぇ。
そう、毎度起こる戦闘が面倒臭い。
負けることが分かっているのに、何故当たってくるのか。
俺はサンドバッグではないし、寧ろ逆にタンコブ作らされ半べそ気味の彼女等。
ライダー系、戦隊物の見すぎなのか。
生き返らないんだぞ。
愚かな。
そして、どこで覚えてくるのであろう、卑猥語。卑劣な手段。
ことムスメも例外ではない。
一度だけ、
「このバカち○こ!!!」
俺に言った事がる。
プツン・・・
そして、ガヅンッ。
強く握り締めた拳をムスメの頭上から重力と共に地上に向けて振り下ろした。
そりゃぁ、まぁ、泣くは泣くは・・・
一頻りないた後、理由を聞いてみた。
「どうして、あんな言葉使った?」
「園でみんなが言ってるから。」
「それは、先生にも、パパやママ、お友達にも言っていい言葉なの?」
「・・・・ダメ・・・・」
「なら、なぜ言ったの?」
「ジバニャンが言ってるから・・・」
「あ~、アレは『このバカチンが!!』だよ。決して『ち○こ』じゃないよ。覚えときな。」
「ごめんなさい。」
ってか、ニャンパチ先生の台詞が、どこでどうやって『ち○こ』に五段変化していくんだ。
単なる聞き間違いでも度が域を超えてるよ。
ムスメは異常なほどの泣き虫。
俺に飛びつき、嗚咽を漏らしながら再度号泣する。
聞き間違いだった事を悔しみ、言ってはいけない言葉を言った後悔をひたすら反省し泣き続けるムスメ。
それをただただ、黙って抱きしめてあげる事しかできない。
『ち○ち○』。
自分の体に無いものだから本能的に欲するのか。
それとも、「種の保存」という人間としてのプログラムが既に備わっているのか。
後者なら、まだ早い。
ダンナは仕事だから、先にムスメといつも風呂に入る。
成長したムスメを座って洗髪することができなくなり、立って洗うことがたまにある。
目の前に見えるアレを見つめて、
「パパ~、折れてるよ~。」
「いや、折れてないって。いつもこんなんだよ。」
「いつから生えたの?」
「生まれたときからついてるんだよ。男だからな。」
目の前にぶら下がっているだけで、そんなに興味あるの!
そしていつの間にか湯船では握りながら弄んでいる。
「パパ~、なまこ~♪」
「あ~、そのなまこ死んでるぞ。」
「おーきーてっ!」
起こして何がしたいんだ・・・末恐ろしく背筋が凍る。
「起きないさ。薬でぐっすり眠ってるから。」
「おくすりやめたらおきるの。」
「さぁ?」
十分弄ばれた。
「もういいだろ。離してよ。」
「だってぷにぷにしてて気持ちいい♪」
あ~、完璧なまでの変態だ。
男が幾つになっても乳を揉み続ける感覚と一緒なのか・・・
蛙の子は蛙と言うが、変態の子は変態なのか・・・
いや、大人が変態だと思ってるだけなのかもしれない。
単なる好奇心から知識を求める欲求行動なのか。
でも、まだ早い気がする。
「はいはい。そこらへんにして上がるよ。」
「あぁ~、面白かった♪」
面白く無いわっ!
女の子を持つ世のお父さん達、教えて欲しい。
いつまで一緒に風呂に入るんだ?
いつまで握っているんだ?
下ネタという概念が存在しない世代への対処方法は、どこまで許容としていいのか分からない。
下ネタなのか、知識欲求なのか。
大人のリアクションを楽しんで学んでいるのだろう・・・
それにしても、『性』の如何を教えるタイミングと許容のライン引きが難しい。




