6羽:心頭滅却すれば、ベホマ以上
2015年11月14日
そう、あいつは突然やってきた…
今週のムスメの予定は、ほとんど園にいないぐらい外出ばかりだ。
「今日はどこにいくのかなぁ?」
楽しそうなムスメ。
先週から体調の悪い俺は、市販薬でブーストしていた。
そう、ムスメが今週のイベントに全て参加できるように。
3日前、ヨメに頼まれて、洗濯機の分解洗浄を行った。
今回の作業は、楽勝。
乾燥の際、空気の流れをよくするために、フィルターを外しての内部掃除。
ドライバー1本。
楽勝。フィルター部分を外して、掃除機でガーーーーーー。
ある程度吸い終わってよく見る。
くそっ。
乾燥しきった洗剤なのか柔軟剤なのかが、プラスチック全体にこびりついてやがる。
わずか半年分のカスの塊。
なんて量だ。
すかさず、マツイ棒を作成。
一気にこさげ落ちていく。
さすがのマツイ。
マツイで届かないところは、キッチンにある菜箸で。
掃除機、菜箸、MVPのマツイ棒で、全てこさぎ落とし、吸い取った。
無事作業完了。
まぁ、楽勝。
「もうちょっと詰まり過ぎない程度で、頼んでくれよ」
そう思いながら、ソファでダラダラ。
「ん?」
何も感じなかった。
水滴が垂れている。
落ちた水滴は、ソファの上に。
慌ててティッシュで拭き取り、出てきたであろう鼻のあたりにもって行く。
びしゃびしゃ・・・
「なんじゃこりゃー!?」
異常なほど、鼻水が出てくる。
くしゃみも連発。
アレルギーなんて持っていない。
いや、今アレルギーになったのか・・・
アレルギーは、突然発症するって聞くし。
わからん。
分かることは、2点。
ティッシュの消費量と、どかから湧いてくるか分からない鼻水の量。
それから、2日経ち今度は喉までもっていかれた。
痛い、ガラガラ声。
倦怠感も半端ない。
市販薬でブーストしすぎたせいか、鼻のかみすぎか。
鼻血まででるようになった。
悪化の一路を辿っている。
これは風邪だ。
食後、熱を測る。
「は???」
『35.6度』
熱ないな。
ってか、無さ過ぎ。
ヨメ曰く、「脇汗かいてるから気化熱で○×△・・・」
あ~気化熱でか。
脇をよく拭く。
再測定。
「んあ????」
『35.0度』
「壊れてんじゃねーの、これーーー!!!」
ヨメを測定。
『36.9度』
「てめーの方が熱あるじゃねぇかー」
ちょっと落ち着いてから、再再測定。
『35.6度』
はい、壊れてません。
これが、現状ディストラクション。
もう、しんどいから、今日病院にやっと行った。
小学生の頃から通っている内科。
よく知る先生の病院へ。
早く行けばよかった。
でも、できなかった。
ニート、金髪だから。
先生に人生観を怒られる・・・
そう思って行けなかった。
待合室で少し待ってから、名前を呼ばれる。
いざ、診察室へ。
「こんにちはー。久しぶりです~。」
明るく入ってった。
先生はチラ見して最初の一言目。
『血迷ったか?』
えー!!!!
こんにちは、を、無視!!!
それよりも、頭で判断。
「いやいや、理由があって・・・」
と理由を話し、やっと診察。
はい、いつもの風邪薬。
親父や元上司もここへ来るから、そこらへんも聞かれた。
それよりも、怒られなかった。
安堵した。
やっと治る。のか・・・
でも、おかしい。
普通、ウィルスや病原菌が体内に入るとリンパが攻撃して、体温が上昇するはずなのに。
あ~、そういうことか。
ある答えに思い当たる。
俺のリンパも『ニート』になったのかぁ。