47羽:謝辞
2015年12月25日
メリーメリークリスマース。
昔は、
「リア充を駆逐してやるー。」
とか、ログレスで叫んでたなぁ。
懐かしいわ。
クリスマス。
サンタの誕生日ではありません。
イエスの誕生日です。
なので、イエスを祝いましょう。
イエスの血である葡萄酒を飲みながら、パンを家族で分かち合うでいいじゃない。
町を歩けば煌びやか。
そこかしこで、家のイルミネーションがキラキラ。
友達からもLINEが来る。
「25日デートなんだ~♡」
そりゃぁ、よかったですな。
「性なる夜ですな~。」
適当に揶揄する。
日本人は宗教度外視社会だから、意味なんてわかっている人は少ないんだろうな。
平和だねぇ。
ムスメはサンタから虹色のクレヨンと、「カードキャプターさくら」公認の本物のネックレスをもらい、感極まった今朝。
虹色のクレヨンとは、AOZORA (あおぞら) [株式会社あおぞら]が発売している、オシャレクレヨンの事である。
今回はコレが2つもプレゼントされた。
一つ目。
色彩豊かなお花畑のクレヨン。
一本のクレヨンから想いもよらない豊かな色が生まれる。様々な色合いからなるモザイク状の美しいクレヨン。
色とりどりのカラーチップを凝縮したクレヨン。
もう一つ。
Dot Musee Crayon[ドットミュゼクレヨン]
印象派の画家「モネ」の絵画の色彩を混ぜ込んだクレヨン。
様々な色合いからなるモザイク状で美しい。
MONET'Sの作品の色彩をモチーフにしている。
そしておまけであると共に、ボスでもある「カードキャプターさくら」公認のネックレス。
欲しいものを与えられると、寝ぼけててもテンションはMAX近くまで一気に上がる。
園に行く準備を素早く済ませ、ネックレスを装備して画家になる。
『絵画キャプター』に変身し、早くも画用紙に思いつきで絵を描き始める。
「うわ~♪」
「欲しかったのコレだったんだよね~♪」
「見てみて~、色が変わっていくの~♪すごいでしょう♪」
「園に行ってみんなに話ししーようっと♪」
喜んでもらえてよかった。
でも、園でこのクレヨンの存在を知っている人いないでしょ。
更に、「さくらちゃん」知ってる人いないでしょ。
まぁ、いいか。
それにしても羨ましいなぁ。
指を加えても見守る。
クリスマスプレゼント。
クリスマスプレゼントって夫婦間ではしないだろう。
むしろ、この前小説買ってもらったから良かったんだけど、やっぱり・・・
ポーメーラー。
ほーしーいー。
このノートパソコンを持ち運ぶの大変なんだって。
訴え続けるも、良心的な話の分かってくれるサンタは来なかった。
しかしながら、以外にも親父からクリスマスプレゼントをもらった。
なになに~。
『鹿児島県指定 伝統工芸品』
はぁ。
『薩摩錫器』
へぇ。
錫製ぐい呑み。
純銀を思わせる燻しがかった錫ならではの輝き、外側は縦方向に杉が伸びる様に彫刻され、内側は研磨に研磨を重ね奇麗に磨かれている。
作り手の『思い』の重みを感じる。
間違いなく一級品だ。
渡して親父は話し始める。
「意外と錫産業は有名なんだよ。」
知らなった。
薩摩=薩摩切子。
キリコに支配されているから、直売所があることすら知らなかった。
話を続ける。
「とある飲みに行ったとき、これで冷酒を飲んだら最高だったから、買っちゃったよ。」
うれしそうだな。
溶けた笑みで、
「自分の分と、弟の分と。3つ買って、それぞれ色違いで使おう。」
ほほぅ。
親父にしてはいい提案。
家族としての証。か。
「でもな。」
反論する。
「錫は軟鉄。傷は付きやすいし、酸に弱いで、普段使いできないよ。」
俺にはデリケートに扱う錫より、安いアルミ製の器で構わない。
やり取りに、お袋が割って入る。
「お父さんの形見分けよ。」
「尚更使えねぇよ!」
「コレ?えぇ、親父の形見です。そうですよ、普段使いしてます。いやー、いい仕事してますね~。ってどこにこんな大層なもんを軽々しく使える人がいるんだよ!」
一部抜粋。
もう、ツッコミすぎて疲れた。
「だったら飾っておいて。」
曇る親父。
「・・・」
言葉にならねぇ。
「あぁ。」
推し量る親父の気持ち。
しかし。
「そもそも、まだ形見なんてはえーよ。」
俯いたまま、優和に言い払った。
いついかなる時、人は死ぬかは分からない。
今日はイエスの誕生日。
世界のどこかで、新しい命が誕生している。
同時に、誰かが死んでいる。
生もあれば死もある。
喜もあれば憂もある。
生と死の間で生きる、生かしている、生かされている、改めて『生』に感謝をしよう。




