18羽:スピッツも大塚愛も歌ってるなぁ
2015年11月26日
あぁ~、猫になりてぇ。
一日の始まりは、朝6時の起床から始まる。
ムスメは寝ぼけて絨毯の上でゴロゴロ。
ヨメはトイレへ。
俺は、朝ごはんの準備に入る。
朝ごはんは大した物ではない。
ムスメはご飯にフリカケ、ホットココア。
ヨメはご飯にちりめん雑魚、コーヒー牛乳。
俺はコーヒー牛乳だけ。
味噌汁でもあればいいんだろうけど、ムスメは味噌汁が苦手だ。
食べさせれば1時間はかかる。
だから、ナシ。
俺は、当たり前に一番でご馳走様をして、今日のゴミを確認。
天気を確認。
ムスメの園内予定を確認。
それから、昨晩セットしておいた、食洗機内の皿の片づけを始める。
ちょうどその頃、ヨメがご馳走様をして、自分の準備を始める。
ムスメはまったり食べている。
7時前。
まだムスメが食べているときは、急かす。
今日は予想以上に早く6:45には食べ終わり、食器の片付けに来る。
朝の10分という短い時間。
しかし、貴重な時間だ。
7:30。
各自それぞれの準備を無理やり終わらせ、出発。
園は家のすぐ目の前。
ヨメはムスメの小さい手を握り締め、園へ連れて行く。
同時に俺はゴミ袋を抱えて後ろからついていく。
ゴミステーションの向かい側にある園へ、声を張り上げる。
「いってらっしゃ~い」
元気な声で返ってくる。
「いってきま~~す」
通りすぎようとする、見知らぬ小学生。
「おはよう!」
金髪が突然挨拶をする。
「おはようございます。」
意外にも返ってくる挨拶。
『挨拶』は一番の礼儀。
怠ってはいけない。
よし良し。
いい親の教育だ。
ゴミを出し、家の車庫でタバコを吹かしながらヨメの帰りを待つ。
ヨメの出動。
いつも同じ言葉を贈る。
「無理すんな。落ち着いていけ。」
飲み会とかイベントがある時は更に付け加える。
「浮かれんなよ。集中していけ。後で発覚する事件なんて、ヒューマンエラーが大半。二度手間になるからな。」
ヨメが運転する車が見えなくなるまで見守る。
家に入り、寝室から羽毛布団を抱えて、包み込まれる形でソファでゴロゴロ。
『スッキリ』を見ながら、いつの間にか寝込む。
気づけば、10時過ぎ。
ネットサーフィン、ヒルナンデス、ミヤネヤを見て情報収集。
これが、何も無い『いつもの日常』。
近所に1匹の家猫がいる。
保健所から引き取ったという、灰トラの雑種。
最初はアイツとは仲が悪かった。
幾度となく引っ掻かれ、噛まれた。
上下関係をはっきり表してからアイツは俺にべったりだ。
力任せに叩いたりしてはいない。
我慢だ。
痛みを我慢して、お前の攻撃など『無』だと気づかせた。
アイツの目を見る。
アイツが先に視線を逸らす。
動物世界の上下関係を構築してから、アイツは俺の配下。
だが、俺にとっては友人だ。
アイツの家に行って名前を呼べば、どこからともなく直ぐに参上する。
アイツをもふもふするのが大好きだ。
外でタバコを吹かしていると、サンルームから視線を感じる。
アイツだ。
「ジーーーーーーーッ。」
音が聞こえるよ。穴開くよ。
仕返しに、
「ジーーーーーーーーーーーーッ。」
当然アイツが先に目を逸らす。
逸らしたかと思えば、また見てくる。
なんだ、撫でられたいか?
もふもふされたいのか?
勝手に俺はそう思っている。
それにしても、羨ましい。
そこのサンルーム。
心地よさそうにクルンと丸まって、日向ぼっこ。
縄張りを持たないアイツは、いつも何を考えてんだろう。
いつものキャットフードのこと?
たまに出てくる、猫缶?
それとも、大きくなったらなりたい夢?
もしかして、あっちか?
究めたか。
無の境地を。
気づけば15時。
あぁ~、掃除して、ムスメを迎えに行って、一緒に遊んで、風呂、ご飯の準備をしないと。
たまにでいい。
上下関係はいやだから。
たまに。
タマに。
猫になりてぇ。




