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108羽:飛行機と飛行船の違い

2016年2月24日


昨夜22:30分過ぎ。

「ねぇ、飛行機と飛行船の違いって何?」

携帯をボーっと見つめながら放ったダンナの一言を考え応える。

「俺の思う飛行機って『Boeing』みたいな、ジャンボジェット機みたいなので、『魔女の宅急便』に出てくるようなヘリウムガスで飛ぶ物を飛行船だと思うけど、それがどうかした?」

「どっちの方が、人が多く乗れると思う?」

「ん~、規模にも寄ると思うけど、やっぱ飛行機かなぁ。もし、仮に『宇宙船艦ヤマト』みたいなクルージングタイプの飛行船があるとすれば、そっちの方が乗車人数は多いと思うけど。」

ダンナは俺の応えを噛み砕けないようで、

「ん~、ギブ。おやすみ~。」

そそくさ、寝室へ寝に行ってしまった。


おやおや・・・

まぁ、ここ週末は結婚式やらあって疲れが溜まった上で、今日は残業だったし、仕方ないかぁ。

内心でダンナの事を整理して、改めて飛行機の飛行船の違いに考える事にした。


飛行機の乗車人数は大体ジャンボジェット機ぐらいで500人強だろう。

ヘリウムタイプの飛行船は100人乗れるのだろうか。

ってか、ヘリウムタイプの飛行船ってヘリウムの入ってる中に人は入れないよなぁ。みんな変な声になるだろうし、まず酸欠で死ぬし。だったら、もう少し少ないはずで、50人ぐらいかぁ。

宇宙船艦ヤマト式飛行船はまだ存在してないだろうから、そこは論外として。

後は、google先生にでも聞いてみますか。


昔、アメリカで1人見学をしたBoeingの工場を思い出しながら、思考を巡らせていた。



ん?


ダンナと一緒に着いて行ったはずのムスメが用を済ませた後、トイレの傍から俺を見ている。

何か言わんとする顔を浮かべている。

なんとなく言葉は聞かずとも予想は立っていた。

「一緒に寝よう。」

だろう。


でも、飛行機と飛行船について考えて、google先生に教えてもらってからじゃないと寝られない。

気になる。

だから先制した。

「ほら、ママは寝たよ。一緒に行きなぁ。」

ムスメは一旦硬直してから、走って飛びついてきた。

俺の右親指を見ながら、

「パパ~、ココ怪我してるけどなんで~?」

「あ~、洗い物するとココが割れて皮がめくれていくんだよ~。」

「なんで~?」

「皮が洗剤に負けてるんだよ。洗剤が強いのかなぁ。オリャーって皮を攻撃してるんだよ。」

「ふ~ん。洗剤って強いねぇ。パパも強くならないとね。」

「そうだな。」

右の親指の話は俺のでっち上げ。

考える時につい、手遊びしてしまう癖なんだ。

親指は、そうこうしているうちにタコの様に硬くなってしまって、爪きりとかで切ったりする。で、考える時はついついガリガリって弄っていたりする。


ムスメにちょっとした俺の嘘を吹き込んだ事に罪悪感を感じ、一緒に寝ようと決めた。

飛行機と飛行船の話は明日に持ち越しだ。


「じゃぁ、パパと寝るかぁ?」

「うん♪」

やっぱり。甘え過ぎないムスメの為に、たまに甘えて来る時ぐらい甘やかそう。

「じゃぁ、トイレ行って来るから、待っといて。」

「わかった♪」

明るくいい返事だった。



あと少し、あと少しで、出る。

うんん~~~~。

クソタイム。


タンタンタンタンタン・・・

トイレの扉の向こう側で足音が止まる。

なんかイヤな予感しかしない。

スーーーー。

静かに扉が開き、予想通りムスメがトイレの中に入ろうとしてくる。

言葉が出ない。出ようとしていたクソも出ない。

遂には完全にトイレに侵入し、静かに扉を閉めるムスメ。


「お願いだからー、トイレぐらい1人でさせてー。お願いだから、ウ○チぐらい1人でさせてー。いや、もう今出ようとしてたのに、また初めからキバリ直しじゃん。パパは大丈夫だから、ちょっと外で待っててー。」

出さないと眠れそうにないから、必死で懇願する。


ムスメは意を介したのか、静かに扉を開き出て行く。

外側の扉から離れる足音はしない。

そこで待つ気だ。


それ、一番困るー。

直ぐに出さないといけないプレッシャーに襲われる。

やっぱり数分頑張っても、一度引っ込んだ物は出そうに無い。

そして、出す事を諦めた。


トイレから出てムスメに言う。

「全くしょうがねぇなぁ。出るもんも出なかったじゃねぇか。全くよぉ。」

「明日出せばいいじゃん♪」

そうあどけなさ過ぎる笑顔で言われれば、もう納得するしかない。

「それもありだな。でも出したかったんだけどなぁ。」

苦笑しながら、左手でムスメの手を取り、右手で自分の腹を擦りながら寝室へと向かった。



案の定、昨夜の睡眠は浅かった。

飛行機と飛行船とトイレのおかげで、完全に消化不良を起こした俺の頭と腹は堂々巡りを繰り返し、眠気を邪魔し続けた。

寝入ったのは何時だろうか。


気付けば、6時のダンナ起床アラームで起こされる。

ニートでも生活タイムは社会人と同じ。


午前中はJavaの勉強とコード打ち、そして読書。


やっと、飛行機と飛行船とトイレから解放されたのは昼過ぎ。

google先生に尋ねてみた結果、予想通り飛行機の乗車人数は500人強。

一方、ヘリウムタイプの飛行船の乗車人数は、予想に反しパイロット含め10名程。思ったより乗員者の体重に左右される事が分かった。

そして、トイレも2度行き、快調に戻った。


でも、『極み辛』と謳われたカップ麺を昼に食べたから、また消化不良起こすだろうなぁ。

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