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プロローグ1

初めまして、初心者ですがよろしくお願いします。

 

 その日は私1人が見回り担当だった。そして、運がなかった為に私はその日人としての人生を無事――とは言い難いかもしれないが、とりあえず幕を閉じた。


――――――――――――――――――――――――――


 薄暗い路地で自分の感を頼りに動く。薄暗い中、複数の敵の刃をかわし喉、心臓など急所を遠慮なく抉る。


 本当なら生け捕りにしたいが出来そうにもない。相手の血を浴びながら私はいくつもの違和感を感じていた。敵の数に襲ってきた場所、あまりにも整い過ぎている気もした。


 長年戦場に身を置いていた為の感だろうか。嫌な気配がした。咄嗟に、身体を捻り後ろに跳ぶと私がいた場所はぽっかりと穴が開いていた。


 「おいおい、冗談だろ」


 魔法禁止区域内。その名の通り、魔法が使用できない地域の総称である。そこは神、あるいはソレに準ずる何かが定めたとされていて絶対のもの。


 そしてココは、魔法禁止区域内の一つであった。威力を見ても確実に魔法だろう。何より魔力を見る事が出来るこの眼がソレは魔法と訴えていた。――絶対であるモノが絶対でなくなった。


 「っち」


 20を超えた敵を始末していけば止むかと思いきや止むどころか酷くなってくる一方。刻々と体力の限界も近づいていく。


 本気でこのままではヤバい。何より、隠し武器なども無くなってきた。対する敵の人数は不明。魔法を使っているのか遠くはよく分からない。後、何人だ。


 敵の刃が喉元に迫ってくる。ああ、死ぬ時ってスローモーションに見えるって本当なんだなと我ながら馬鹿げた事を考えながら奥の歯に埋めていた魔道具を発動させた。


 最後に残った私の記憶は喉から流れる生暖かいのと眼前の敵の首をへし折った感覚だった。


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