表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

プロローグ~いつもの土曜日~

「あの日あの時あの場所で俺は何をすればよかったのだろうか」


こんな事になって、もう何回考えたのだろう?

今となっては答えは決まっている。


「生きたい!!」


何回もこの答えにたどり着いていたのだが

今は心の底からそう思っている。

いつもの休日にそれは起きてしまった。



-------地震発生12時間前-------

2019/11/30

6:00

今日は土曜日

昨日は1129(いい肉)の日だからか、会社が終わった後に焼肉へ誘われ

俺は下戸なので酒を進められても、断り続けたが

少しだけと飲まされ、そのまま2次会へ

3次会へと・・・雰囲気になった所

終電を理由に無理やり帰った。


家に着いたのは夜中の1時手前だったはず

疲れでそのまま寝たはずだが、携帯のアラームもセットしていないのに変な時間に起きてしまった。

平日に遅刻しないために早起きする癖をつけていたからだろうか?


「とりあえず、12時にアラームをセットしてっと」


そんな独り言をつぶやきつつ

携帯にアラームをセットしてそのまま2度寝へ


11:50

「んん~、よく寝た!」


セットしたアラームより早く起きれたことに気がつき

得をした気分になった。


「そろそろ昼でも食いに行くか」


一人暮らしを始めてから約5年

休日の昼食はほぼ近所の定食屋にしている。

それだけに店主の親父さんとは顔見知りだ。


「いつもいつも忙しい時間に来るなぁ・・・」

と、親父さんが愚痴を言うと


「まぁ今日も来てくれて、嬉しいじゃない~」

と、奥さんがフォローを入れてくれる。


いつも通りの休日

いつも通りの時間

いつも通りの街並み


そう、今日もいつも通りの筈だった。

6時間後までは・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ