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二月十日

ナギアス区域の中央に位置するナギアス裁判所。憲法の最高機関とうたわれ数々の裁判がおこなわれるこの場所は、今日の二月十日をもっては別の顔を見せていた。そして、その別の顔を目的として新人記者であるシィータ・レウマもここに駆けつけていた。

レウマは裁判所に入り、受付に行き名刺を見せた。受付にいた人が「少々お待ちください」と言いながら、パソコンの画面と名刺を見比べ確認をすると、二階に行くように説明された。レウマは少し駆け足で二階に行くと、審査会はもう始まっている最中だった。


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