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全自動ドリンクサーバー

少女 「ただいまー」


×××「おかえりー」


少女 「お茶ちょうだーい」


×××「ボクその機能しかないじゃん」


少女 「そりゃそうだ」


×××「麦茶でいいかな?」


少女 「ブルーマウンテン」


×××「お茶だって言ってんだろ」


少女 「紅茶のブレンドだよ、知らないなんてマキナ遅れてるー」


×××「ブルーマウンテンはコーヒーのブレンドだよ」


少女 「じゃあ麦茶」


×××「おっけー(コポコポ)」


少女 「相変わらず早いね」


×××「これしか出来ないけどね」


少女 「役立たず」


×××「作ったのは君だろ」


少女 「そうだった」


×××「ボクだっていろいろ役に立ちたいけど、さすがにこの姿じゃ出来ることも限られるし」


少女 「何が出来るの?」


×××「全自動ドリンクサーバー」


少女 「すっげークールじゃん」


×××「ホットもあるよ」


少女 「ホントだ、麦茶がほんのり温かい」


×××「どんなもんだい」


少女 「冷たいほうがよかったな」


×××「ブルマンでいい?」


少女 「いや、麦茶お代わり」


×××「おっけー(コポコポ)」


少女 「相変わらず早いね」


×××「これしか出来ないけどね」


少女 「結構便利だよ」


×××「ありがと、でもそろそろ新しい機能も欲しいな」


少女 「我侭だな、具体的になにが欲しいの?」


×××「そうだなぁ……いろいろあるけど、まずは……」


少女 「まずは?」


×××「手かな」

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