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フィクション  作者: 神風紅生姜
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適応検査

ガラス越しにカプセルを眺める女と眼鏡。


「やはり六号は駄目ですね」


「前回との比較は?」


眼鏡の指示に従ってパソコンを操作する白衣が画面にグラフや数字の羅列を表示、そこを眼鏡が横から覗き込む。


「伍号、七号は適応レベルに達しています。 六号も上昇傾向ですが、僅かです」


パソコンを操作する白衣が言う。


「これが限界か」


「しかし微動ですが上昇しています」


「我々は十年後の兵士を創っている訳では無い、今使えなければ無意味だ」


「そうですか? 知能指数は130台ですし、身体能力も成人を凌駕しています。 十分実戦投入可能かと?」


「専用兵器が使えなくては話にならん」


白衣は「はぁ…」と自分を納得させる様に返事をする。


眼鏡は「機体の方はどうなっている?」と女に聞く。


「順調です。第1〜第2工程は既に終了しました。あと二十日以内に全工程が終了します」


聞きたい事と違うものを言われ「テストタイプだ!」と眼鏡が声を荒げた。


しかし女はまったく動じず、ただ冷淡に「既に調整済みです」と返す。


「ならすぐにでも適応実験を始めるられる用意を」


「はい」…










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