第34話「決勝の混沌」
バトルラブコメ世界の校庭、武道大会の決勝が熱狂に包まれてる。リング上で熱血主人公が「頂点は俺のものだ!」と吠え、不良キャラが「潰してやる!」と拳を振り上げる。観客の「熱血くん、最高!」って歓声が響く。俺、存在感0のモブ、観客席の隅で息を潜める。昨日、管理者の空間で連合の「全ジャンル合体ラブコメ計画」と美咲の「妹を救う」動機を知った。この世界、バトルとラブコメ、ファンタジーがグチャグチャだ。連合、決勝で最後の改変を仕掛けてくる!
(連合、どんなジャンル混ぜる?美咲、管理者とどう戦う?)
観客席、モブ連合の奴――佐藤健太似のモブB!――がコソコソ。「決勝で全ジャンル合体、起動!」「ヒロイン、恋愛ファンタジーに落とす」とモブCに囁く。!?連合、リングを恋愛ファンタジー化!?モブBが観客に偽の台本を配り、「熱血、ヒロインに告白!」と囁く。観客の女子が「え、告白!?」とキャーキャー。恋愛ムードが広がる!リングの熱血主人公、突然キラキラのマントに変わる。!?トンネルのルール、発動!
(全ジャンル合体、始まった!リング、恋愛ファンタジーに!?)
俺、存在感0で観客席の拡声器に忍び寄る。連合が仕込んだ「愛の告白」テープを抜き、「バトル勝利宣言」に差し替え。拡声器から「熱血、頂点を目指せ!」と響く。観客が「カッコいい!」とバトルムードに逆戻り。恋愛ファンタジー、潰した!モブBが「誰だ、テープいじった!?」とキレる。ヒロインが「告白って何?」と困惑。バトルイベント、キープ!
(拡声器、成功!連合のキラキラ、叩き潰した!)
美咲がリング脇で俺に合図。「背景くん、さすが!連合、予備装置でトンネルを再起動するよ。管理者が決勝に現れる」!?管理者!?「美咲、どうする?」彼女が「私の妹、物語の崩壊で消えた。管理者がルールを握ってる。決勝で管理者を呼び出し、妹を救う!」俺、背筋が凍る。「管理者、呼び出す?」美咲が「連合の予備装置、トンネルと直結。管理者の空間に再接続する。私、装置を止める。君、リング守って」
(美咲、妹のために管理者と戦う?連合、どこまでヤバい?)
リング、熱血主人公が不良をノックアウト。観客が盛り上がる中、モブCが拡声器を再操作。「愛の告白、炸裂!」と流れる。!?連合、反撃!リングにキラキラの光が広がり、熱血主人公が「ヒロイン、俺の運命だ!」と叫ぶ。観客が「キャー、告白!」と恋愛ムード。俺、存在感0で拡声器に再潜入。テープを「バトル咆哮」に差し替え、「戦え、熱血!」と流れる。恋愛ファンタジー、再度潰した!でも、モブCが俺をガン見。!?存在感0、完全にバレてる!
(存在感0、崩壊!連合、俺を追ってくる!)
美咲がリング裏に走る。「背景くん、予備装置はリング下の制御室!私、止める!」彼女、地下への階段に消える。リング上、熱血主人公と不良のバトルが続くが、観客席にモブB、C、女子モブがコソコソ。「管理者、決勝のクライマックスで登場」「トンネル全開」とニヤリ。!?管理者、リングに!?俺、存在感0で観客席のモブBのポケットに偽台本を滑り込ませる。「バトル勝利」と書いてある。モブBが「なんだこれ!?」と焦り、観客の恋愛ムードが乱れる。
(連合の台本、潰した!でも、管理者の登場、止められねえ!)
突然、リングの中央に光の渦。管理者の影が浮かぶ。「モブ、転生者、邪魔だ!」と低い声。観客が「何!?」とざわつく。美咲がリング下から叫ぶ。「背景くん、管理者の接続、切るよ!」彼女、制御室で予備装置のパネルを叩く。光の渦が揺らぎ、管理者の影が薄れる。俺、存在感0で観客席の拡声器に最後のテープ。「バトル、決着!」と流れる。リングのキラキラが消え、バトルムード復活!
(管理者、弱めた!美咲、装置を止めたか?)
モブBとCが「モブ野郎、どこだ!」と俺を追う。存在感0、モブCに完全にバレた。モブの安全圏、崩壊!美咲がリング下から戻る。「背景くん、予備装置、半分無力化!管理者の接続、弱ってる。君、リングのバトル守って!」彼女の目、妹を救う決意が光る。管理者が「無駄だ!物語のルールは俺のもの!」と叫び、光の渦が再び広がる。連合、決勝で全ジャンル合体を押し通す!
(管理者、連合、最後の勝負!美咲、妹を救えるか?)
リング、熱血主人公が不良を倒し、観客が「優勝!」と叫ぶ。美咲の「妹を救う」、連合の「全ジャンル合体」、管理者の「ルールを握る」――この世界のジャンルの枠、砕けてる。存在感0、モブBとCに追われ、崩壊寸前。連合と管理者が決勝で物語を乗っ取るなら、俺、美咲と組んで立て直す。このリングで、物語のルールを立て直す決意が固まる。
(管理者、ジャンルの枠を砕くなら、俺、そのルールを立て直す)




