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第30話「トンネルとキラキラの罠」

バトルラブコメ世界の校庭、武道大会の熱気がまだ響いてる。リング脇で、俺、存在感0のモブ、観客のざわめきを観察する。昨日、連合の恋愛改変を拡声器の細工で潰したけど、美咲の「物語間トンネル」「決勝で別のルールを混ぜる」って言葉が頭にこびりつく。この世界、バトルとラブコメがグチャグチャだ。美咲は連合の拠点で計画書の一部を掴んだらしい。俺、トンネルの手がかりを探すため、校舎の奥に潜入だ。

(連合、トンネルで何を?美咲、拠点で何を見つけた?)

校舎の裏、薄暗い階段の下に怪しい扉。錆びた看板に「旧校舎倉庫」とある。なんか、めっちゃ不穏!俺、存在感0で鍵をピック。ガチャリと開くと、階段が地下に続く。空気がひんやりして、壁に変な光がチラつく。!?これ、物語間トンネル!?美咲の言葉通り、連合が別の物語のルールをねじ込む場所だ。俺、慎重に階段を下りる。足音が響き、なんかRPGのダンジョンみたいだ。

(トンネル、マジで存在するのか?連合、どんなルールを持ち込む?)

地下の通路、壁がキラキラ光る。まるで魔法陣みたいだ。進むと、突然、俺の制服がキラキラのマントに変わる。!?何!?金色の刺繍、フリルの襟――恋愛ファンタジーの王子様ルック!?「お前、運命の者だ!」って声が頭に響く。いやいや、俺、モブだろ!?通路の奥で、美咲が同じキラキラ衣装で立ってる。「背景くん、来た!このトンネル、ジャンルが混ざる場所なの。恋愛ファンタジーのルール、勝手に発動するよ」!?美咲、なんで平気そう!?

(ジャンル混ざる?恋愛ファンタジーって何だよ!)

美咲がニヤリ。「このトンネル、連合が物語のルールを混ぜる実験場。君の存在感0、ここでも強いけど、ジャンルの影響受けるよ」突然、美咲が「我が心の騎士よ、共に戦おう!」とキラキラ目で言う。!?ラブコメ台詞!?俺、思わず「え、俺、ただのモブ…」と返すと、彼女が「運命の出会いだ!」と手を握ってくる。ギャー!トンネルのルール、俺を恋愛キャラに!?俺、存在感0で手を振りほどく。「美咲、ふざけんな!連合の仕業だろ!」

(トンネル、恋愛ファンタジーの罠!?連合、こんなギャグまで!)

美咲が笑いながら「ごめん、トンネルの影響。連合、武道大会の決勝でこのルールを混ぜる気。トンネルの制御装置、奥にあるよ」俺、胸が締め付けられる。制御装置!?通路の奥、金属の箱が光ってる。パネルに「ジャンル統合:バトル+ラブコメ+ファンタジー」と表示。連合の計画、ヤバすぎ!俺、存在感0でパネルに近づき、配線をいじる。パネルが「バトル強化」に切り替わる。恋愛ファンタジー、弱めた!

(制御装置、弄った!連合の計画、ちょっと狂わせたぞ)

美咲が「背景くん、さすが!でも、連合、すぐ気づくよ。このトンネル、複数の物語世界につながってる。決勝で全ジャンル合体を仕掛ける」!?全ジャンル合体!?「美咲、詳細は?」彼女が「連合の拠点で、制御装置の設計図見た。トンネル、決勝で別の物語の門を開く。私、もっと調べる。君はトンネルの出口、探って」美咲の目、転生者の秘密が光る。彼女、俺に全部話してない。

(美咲、隠してるのは何?トンネル、どこまでつながる?)

通路の奥、モブ連合の奴――モブBっぽい!――がコソコソ。「トンネル、決勝で起動。恋愛ファンタジー、観客に流す」と囁く。!?連合、トンネルからキラキラ台詞をリングに!?俺、存在感0でモブBのメモを盗む。「決勝:恋愛台詞注入」と書いてある。俺、メモに「バトル叫び声」と書き換え。モブBがメモ見て「誰だ、これ!?」と焦る。トンネルの改変、潰した!

(連合のキラキラ、阻止!でも、決勝、もっとデカい動きが…)

トンネルの分かれ道、光る通路がいくつも伸びる。美咲が「この先、別の物語世界。連合、全部混ぜる気よ」俺、背筋が凍る。別の物語世界!?存在感0、さっき、モブBが俺をチラッと見た。モブの安全圏、ガタガタだ。「美咲、俺、どう動く?」彼女が「決勝のリング、守って。トンネルのルールが流れ込む前に、私、制御装置の奥を探る」美咲、トンネルの奥に消える。彼女、絶対何か隠してる。

(連合、ジャンルを混ぜるなら、俺、トンネルのルールを止める)

光る通路、キラキラの衣装がまだチラつく。美咲の「全ジャンル合体」、連合の制御装置、トンネルの分かれ道――この世界のジャンルの境界、溶けてる。存在感0、モブBがまた俺を見た。モブの安全圏、崩れそう。連合が決勝で物語のルールを混ぜるなら、俺、美咲と組んで操る。このトンネルで、物語のルールを操る決意が固まる。

(モブ連合、ジャンルの境界を溶かすなら、俺、そのルールを操る)


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