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第29話「武道大会の逆襲」

バトルラブコメ世界の校庭、武道大会の熱気が爆発してる。リング上で不良キャラが「ぶっ潰す!」と吠え、熱血主人公が「受けて立つ!」と拳を構える。観客の「熱血くん、カッコいい!」って黄色い声が響く。俺、存在感0のモブ、リング脇の観客席で様子を伺う。昨日、連合の恋愛改変をメモ細工で潰したけど、美咲の「武道大会を恋愛イベントに変える」「物語間トンネル」って言葉が頭にこびりつく。この世界、ジャンルがグチャグチャだ。モブ連合、絶対反撃してくる。

(連合、どんな手を?美咲、拠点で何を掴んだ?)

リングでは熱血主人公が不良をパンチでノックアウト。観客が「すっごい!」と沸く。そこに、モブ連合の奴――佐藤健太に似たモブ男!――が観客席でコソコソ。「ヒロイン、恋愛ムードに持ってくぞ」とモブBに囁く。!?やっぱり、連合、武道大会の決勝で恋愛ルートを強引にねじ込む気だ!モブBが観客の女子に近づき、「熱血、ヒロインに告白するらしいよ」と耳打ち。女子たちが「え、ホント!?」とキャーキャー。恋愛ムードが広がり始めた!

(連合、観客操作で恋愛ムードを?バトルをぶち壊す気か!)

俺、存在感0で観客席を移動。モブBが持ってるメモに「熱血の告白台詞」と書いてある。偽の台詞を観客に配って、決勝でヒロインに押しつける気だ!俺、モブBのバッグに偽メモを入れ替え、「熱血、戦いに集中」と書き換えた紙を忍ばせる。モブBがメモを配ろうとして、「なんだこれ!?」と焦る。観客の女子が「え、熱血、告白しないの?」と混乱。恋愛ムード、崩れた!バトルイベント、キープ!

(よし、連合の細工、潰した!でも、もっとデカい動きが…)

リング脇で、美咲が俺に合図。「背景くん、さすがの動き。連合、観客操作だけじゃないよ。決勝で偽の告白シーンを仕込む準備、進めてる」俺、胸が締め付けられる。「偽の告白?」美咲が「リング上で熱血とヒロインに恋愛台詞を言わせる。拡声器に細工して、恋愛ムードを強制するんだ」!?拡声器!?連合、めっちゃ本気だ!「美咲、連合の拠点、どうだった?」彼女が「準備室で計画書の一部見つけた。『物語間トンネル』で別の物語のルールを混ぜるって。詳細はまだだけど、急がないと」

(物語間トンネル?連合、ジャンルを完全に混ぜる気か?)

昼休み、武道大会の準決勝。熱血主人公が別の不良をキックで倒し、観客が盛り上がる。モブCが観客席で拡声器をいじってる。!?偽台詞を流す準備だ!俺、存在感0で拡声器の近くに。コードをそっと外し、代わりに「熱血、勝利宣言!」と録音したテープを仕込む。試合終了、拡声器から「熱血、頂点を目指す!」と流れる。観客が「カッコいい!」とバトルムードに。連合の恋愛細工、潰した!モブCが「誰だ、細工した!?」とキレる。

(拡声器、成功!連合、焦ってるぞ)

美咲がリング脇で俺に近づく。「背景くん、連合、めっちゃ焦ってる。でも、君の存在感0、なんか不安定じゃない?」!?さっき、観客の男子が俺をチラッと見た。存在感0、グラつく?「美咲、拠点の計画書、もっと詳しく」彼女が「連合、武道大会の決勝で『トンネル』を起動するらしい。別の物語世界のルールをねじ込む。私は準備室に戻る。君、決勝のリング、守って」美咲の目、転生者の秘密がチラつく。彼女、俺に全部話してない。

(美咲、隠してるのは何?連合のトンネル、どんなルールだ?)

放課後、校庭で連合のモブBとCがコソコソ。「決勝、恋愛ムードを絶対作る」「トンネル、準備OK」とニヤリ。俺、存在感0で準備室に再潜入。計画書に「物語間トンネル:決勝でバトルを恋愛に統合」とある。俺、計画書のキーページを「バトル強化」に書き換え。連合の改変、叩き潰す!でも、モブBが準備室の外でスマホ。「トンネル、明日起動。ヒロイン、必ず落とす」と囁く。!?明日、決勝で連合の大勝負だ!

(トンネル起動?連合、ジャンルの壁をぶち破る気か?)

リング脇、観客の歓声が響く。美咲の「物語間トンネル」、連合の偽告白、拡声器の細工――この世界のジャンルの壁、ひび割れてる。俺の存在感0、モブCが俺を一瞬見た。モブの安全圏、ガタガタだ。連合が決勝で物語のルールをいじるなら、俺、美咲と組んでねじ伏せる。ジャンルの壁がひび割れる中、俺、このリングで戦うしかない。

(モブ連合、物語を狂わせるなら、俺、そのルールをねじ伏せる)


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