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第27話「転送の先の舞台」

バトルラブコメ世界の校舎、朝の空気が熱い。廊下の生徒の声、リング前の観客みたいだ。俺、存在感0のモブ、校庭の喧騒をじっと見つめる。昨日、物語の外への扉でこの世界に放り込まれた。美咲の「モブ連合、隣の物語を侵食」「武道大会を恋愛イベントに」って言葉が頭に響く。ポスターの「全国武道大会」が目に入る。バトル漫画のノリに、女子のキャピキャピしたラブコメが混じる。ジャンルがグチャグチャだ。

(連合、どんな改変を?美咲、どこで動いてる?)

校庭、不良キャラが「てめえ、潰すぞ!」と吠え、熱血主人公が「来いよ!」と拳を握る。ドガッ!バキッ!殴り合いが始まり、女子が「熱血くん、カッコいい!」と騒ぐ。バトルBGMが脳内に響く。俺、存在感0で観客に紛れ込む。モブっぽい男子――連合の奴!佐藤に似た雰囲気!――が、ヒロインにコソコソ。「熱血より俺の方がいいだろ?」と囁く。!?連合、バトルを恋愛ルートに!

(連合、バトルを恋愛に?物語のルール、狂わせる気か?)

俺、存在感0で観客のバッグにメモを忍ばせる。「熱血の秘密」は偽情報。モブ男がバッグを漁り、「なんだこれ!?」と焦る。ヒロインが「怪しいメモ?」と怪訝。モブ男、退散。バトルイベント、キープ!でも、連合、こんな小細工で終わるはずない。校庭の隅、モブ男がモブB、Cっぽい二人とコソコソ。「決勝の観客、恋愛ムードに誘導済み」「ヒロイン、別ルートに」とニヤリ。武道大会、連合の標的だ!

(武道大会でデカい改変?物語、めっちゃ狂う!)

教室、美咲が窓際で待ってる。「背景くん、さすがの動きね。連合、武道大会のバトルを恋愛イベントに変えるよ」俺、胸が締め付けられる。「どうやって?」美咲が「決勝で熱血主人公とヒロインを告白シーンに。観客に恋愛台詞を仕込む。この世界、ジャンルがグチャグチャになる」俺、頭整理。「なんで?」美咲が「連合、自分たちが主役の物語を作りたい。バトルもラブコメも混ぜる気」!?全ジャンル合体!?

(連合、物語の歯車をこんなに狂わせる?)

昼休み、校庭で練習試合。熱血主人公が不良をノックアウト、観客が盛り上がる。モブBがヒロインに「熱血、好きな人いるって」と耳打ち。ヒロインが「え、誰!?」と動揺。連合、恋愛の誤解をバラまく!俺、存在感0で観客のバッグに別のメモ。「熱血の噂、嘘」と忍ばせる。モブBがメモ見て焦り、ヒロインが「何!?」と振り向く。話、途切れた!バトル、守った!

美咲が校庭の隅で合図。「背景くん、君の存在感0、強いね。でも、グラついてない?」!?さっき、観客の女子が俺を見た気がした。存在感0、不安定?「美咲、連合の拠点は?」彼女が「大会の準備室。計画の痕跡ある。私、調べる。君はバトル、守って」美咲の目、隠してる。転生者の秘密、深い。

(美咲、俺をどこまで信じてる?連合の計画、どれだけデカい?)

放課後、校庭でモブBとCがコソコソ。「観客、恋愛ムードに誘導済み」「ヒロイン、動揺してる」とニヤリ。連合、決勝でデカい改変だ!俺、存在感0で準備室に忍び込む。「武道大会シナリオ」に恋愛告白の台詞。俺、ペンでバトル台詞に書き換え。改変、潰した!モブCが外でスマホ。「拠点、OK。トンネル、開くぞ」!?物語間トンネル!?

校庭、夕方の陽射しが赤く染まる。バトルの歓声が響く。美咲の「ジャンル混ぜる」、連合の「物語間トンネル」――この世界の物語の歯車、狂ってる。存在感0、モブBが俺を見た。モブの安全圏、グラグラだ。連合が武道大会で物語をいじるなら、俺、美咲と組んでルールを死守する。ジャンルが軋む中、戦うしかない。


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