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しかしその日から、俺を取り巻く環境が大きく変わった。


最初は気のせいかと思った。


ちょっと目を離した隙に、マグカップの位置が変わっている。


閉めたはずの戸が開いている。一人住まいなのに、時折妙な音が聞こえてくる。


しかし次第に、気のせいではすまない状況になった。


押入れが開き、そこから血まみれの女が顔を出す。


気付けば少女の首がテーブルの上で俺を睨んでいる。


首のない男の子が走り回る。


そのうちホラー映画のゾンビのような奴も出てくるし、なんだかわからないぬめぬめした大きな化け物まで出現する始末だ。


夜になると現れるそいつらは、俺が部屋にいようが人ごみの中にいようが、どこにいても集団で付きまとってくるようになった。


周りの人には見えていないようで、そいつらに反応する者は誰一人いなかった。


おまけに見えるだけではなく、頭を殴ったり、髪の毛を引っ張ったり、耳を噛んだりと、物理的な接触まで絶え間なく仕掛けてくるのだ。


新しい女との夜の儀式の最中にもかまわずやってくるので、それどころではなくなってしまう。


「もう、いったいどうしたのよ」


何度も失敗し、呆れた女は俺の元を去った。

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