美佐の手紙
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教室に戻ると、すぐに先生が来た。
「明日から夏休みだが、宿題などの話の前に話さないといけないことがある。沢村。」
沢村は美佐の名字。
「はい。」
あたしは黒板の前に立った。
「あたしは、明日東京にひっこすことになりました。いままでありがとうございました。」
涙がいっぱいでそうだった。がまんした。がまんしないとみんなが心配するから。
前日、あたしは健汰にメールした。
“真紀と一緒に屋上に行って”と。
あたしはこの学校での最期の授業だというのに、行ってくれるかな〜健汰、忘れてたりして。このようなことをずっと考えていた。帰るとき、一応確認する。
「屋上にもう行った?」
「まだ…。」
「なんのこと?」
「うるせぇ、真紀も来い。」
「ハハッ。」
あたしは健汰たちに最期の笑顔を見せた。
「じゃーね。」
あたしは笑顔で家に帰った。
その頃…
「んだ…これ。」
「さぁ。」
“健汰真紀へ”
「ま、見てみよ。」
見てみると手紙が2枚入ってた。ひとつは健汰あて、もうひとつは真紀あてだった。『真紀へ
こないだはごめんね。
あんなにひどいこと言って、ホントにごめんね。
真紀は世界で一人だけの親友です。美佐』
「美…佐…。」
真紀は服の袖で涙をふいた。
「あとは俺だな…。」
健汰が手紙を見ようとするとメールがきた。美佐からだった。
『手紙もう読んだ?手紙にはあたしの気持ちを書きました。手紙を読んで少しでも、あたしをスキになってくれたらうれしいな。』
というメールがきた。さて…手紙には何が書いてあるのだろうか。
とうとうこの話も完結に近づいてきました!美佐と健汰はこれからどーなるのかお楽しみに!