スキだよ
更新遅れました!読者様すいません。
屋上のドアを開けた。
「おぉ。美佐。」
健汰は笑っている。
「てことは、返事はOK?」
バシッ
あたしは健汰の頬をたたいた。
「自殺したのかと思って来てみたら…もう!」
ポロッと涙がこぼれた。なんで泣いたのか自分でも分からない。
「おい…大丈夫か?てかごめん…。」
健汰は壊れそうな勢いで泣いてるあたしを優しく抱きしめ背中をポンポンとたたいた。
「うぅっ……」
もう先生も教室に戻ってるだろうに。みんなあたしたちを心配してるだろうに。
そう思ったのに健汰から離れたくない。まだ優しく抱きしめてて欲しい。
「健汰…返事遅くなってごめん…。」
「いいよ。どうせ俺なんてただの友達だろ。」
「もしただの友達じゃなかったら?」
「お前、何いって…」
「……だって健汰がスキだから?」
健汰はびっくりしていた。
「なんで俺に聞くんだよ!」
プッ
二人は同時に笑った。
ねぇ、健汰。
幸せって何だと思う?あたしはこういうときを幸せっていうと思う。
間違ってる?ううん。
間違ってないと思う。だってあたしは君が隣にいるだけで幸せだもん。
「じゃ。帰ろっか。」
「先生に怒られるね。」
初めて君と手をつないだ。
“あたたかい”そう思った。
季節は夏。なのになぜ?なぜ、“あたたかい”を感じられるの?
ガラッ
健汰が教室のドアを開ける。
「おい〜健汰どこ行って…ん?なんで美佐がいんの?」
「えっ…これは…」
「もしかしてお前ら…」
「もうこの際ばらすか。」
「そうだね。」
その日、健汰はクラスのみんなにばらしたみたいだ。
「よかったじゃん、おめでと。」
真紀が言う。
「ありがと」
学校なんてつまんないと思ってたけど、健汰のおかげで学校がすごく楽しいんだ。ありがとね、健汰。
長々となりそうですが、これからも君がスキ。を読んでやってください!