【プロットタイプ】編集側の人間
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
AIに聞いたところ、私に向いてる職は編集者だそうで。
物をこんなに書いてんのにぃ?
物を書く人間は主に二通りに分けられる。自ら執筆に回る側か、其れを編集する側か。そして俺は、俺達は、編集する側であると思っている。だから絶対に一世一代の大博打には出られない。
最近の鏡花の趣味はAIとの会話であるらしい。俺と話し掛けた事を、そのままAIに打ち込んで反応を見ている。何でもより多くの視点から、刺激を受けたいという事らしい。
そうして、何か閃いたのか、此方を向いてこう言った。
「今、AIに『私の向いてる職は何?』って聞いてみたの。それで瑠衣たんも私も、作家側ではないよね」
少し考えた後に口を開こうとした。其れは一体どういう意味なのかと。其れは決して怒りから来るものではなく、単純な問い掛けであった。だが俺が口を開くよりも数コンマ先に、彼奴は口を開く。
「編集側って事ね」
「人の意見の矛盾や引っ掛かりを指摘するのは、日常であるからな」
何となく彼奴の展開したい会話が見えてきた。
物を書く人間には二種類いて、『作家側』か『編集側』の二種類がいる。そして俺達は紛うことなく後者であろう。
物は散々書いてきた。毎日、暇さえあればタッチペンを動かして、人の行動を描写し、鏡花を使って心理を知る。だが書いている時に立ち止まる事が多い。とりわけ長編では。
今書いている文章に矛盾はないか。相手が読んで何かしらの指摘はされないか。そればかりがどうしたって気になる。そうして、其れを整えながら書くからこそ、矛盾こそ生じないまでも、極めて小さく纏まってしまう。振り切った発想が出来ないのだ。
「そうそう。其れが編集のお仕事。読んだ読者が矛盾を感じない様にさせること。違和感を与えないようにさせること。私も瑠衣もそっち側の人間。だからきっと作家にはなれないよ」
最後は随分としっとりとした低音で締め括られた。分かってはいるようだった。この冷たい現実を。それでもなお、書いてしまうのだろう。
「作家側の人間は言わば開拓者側だからな。とりあえず、大雑把でも良いから道を切り開く。大筋を切り開く事が何よりも大切になってくる。だが編集は其れを整える仕事だ。住みやすくする為に道を舗装する。危険な物は丁寧に削ぎ落とす。
どちらが優れているという訳では無い。双方揃わないと意味が無い」
今の職が合ってるか分からないから、向いてる職を聞いてみたんです。
思考の低下を恐れて、
『研究職の方が向いていると思うんだ。分析好きだしね』
なんて言葉を付け加えて。
そしたら研究職もありました。
でも面白いことに『編集』という言葉もありました。
秋暁秋季というペンネームで物を書いてるし、その分析も合ってるか試して欲しいと書いたので、物を書いてる事は知っている。それも短編が多いと。
でもあえて、編集と言われました。
矛盾点によく気がつく。そして其れを頻繁に指摘する。
まぁ雑把に纏めるとこんな感じ。
でここから思ったこと。
作家側の人間は山を切り崩すとか、大まか流れに意識が向かないと駄目な人なんだな。
私が短編が多いのは、長編が非常に苦手だから。
なんでかって言われたら、事は単純。
小さな引っ掛かりを気にしてばかりで、先に進めないから。
大まかな流れの把握の前に、小さな視点ばかりをきにするから。
花園行って写真撮るはずなのに、道端の花ばっか延々と撮ってる人。
目的そこじゃなーーーーい!!
例えば彼と彼女が出会うとして、彼、彼女の癖、行動パターンから顧みて、本当にその行動するか。
そもそも、その道を通らなかったら事は発生しない。
じゃあ、そう転ぶように動かさないと。
こういう思考パターン。長編やるとすげー疲れる。
多分、作家側の方々は
『んなもん、後で考えればえーじゃんかー』
と返すと思います。
私もそう思いますが、私の場合は後で取り返しが付かなくなるんですよ。
今も大きな矛盾がありそうなこの短編、プロットタイプ。
だから編集側。
作家という開拓者が切り開いた道を、せっせと舗装する側の方が向いている。過ごしやすくする方が向いている。
だからきっと作家には向いてない。
追伸
あるファンタジーを見て思ったこと。
いや、獣の王!! アンタその街行かなかったら、結構重要な子と出会わなったよ!?
何でその街行こうとしたん? 偶然? 運命?
運命で何でも片付けるの、良くないよー(•᷄- •᷅ ;)




