第5話「仮面の人」
仮面の人間はレェーネへと切りかかる。レェーネはそれをよける。
「ほう、やるではないか!」
そして、戦闘を続けようとした時だった。相手の仮面をレェーネは割ってしまった。そして、それをしる。
「女!?」
驚きから相手のナイフの攻撃を受けてしまったのだ。
「ぐっ!」
そこにウィルが現れる。
「レェーネ!」
「ちっ!」
女は舌打ちして長老を抱えながら去っていった。
「レェーネ、なんで怪我なんて……」
「問題ない。ぐっ…」
ウィルはレェーネに肩を貸して拠点まで戻った。怪我の手当をウィリとウィルはする。
「それにしても王子が負けるなんて…」
「レェーネちゃん、もしかしてだけど……手加減した?」
「?!」
ぎくっとするレェーネ。
「あ、やっぱり……」
「どう言う事?兄さん?」
「女の子だから手加減したんでしょ?」
「なっ?!」
「へー」
当てられて驚くレェーネを見てウィルは呆れて笑っていた。
「お前だって!相手が女性だったら手加減するだろ!?」
「ボクはしないよー?(笑)」
「ふんっ!その言葉覚えておくぞ!」
「はいはい!王子を倒した女ね。」
そう言ってウィルは舌なめずりした。