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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
四章 複雑な経歴を持つ異才の持ち主
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検証③

 ダンジョン探索において絶対に必要なモノ。それは探索者の身を守る防具、モンスターを倒す武器、回復アイテム。他にも特殊効果のあるアクセサリーなどもある。

 特殊な武器防具アイテムはダンジョン内で発見する事が出来る。

 そのようなアイテムは魔法の効果がかかっており、高額で売り買いされている。

 しかし発見されたアイテムの中には呪われている武器防具アイテムもある。

 装備した者を混乱させる剣。体力を奪われる防具。一度身に付けたら外す事が出来ない指輪など。

 呪いを解く魔法もあるが、その場合武具は消え去ってしまう。

 優と市太郎は呪われた武具に目を付けた。呪われた武具の呪いだけを消す事が出来るだろうか? と。


「これが呪われている武器か……。見た目が……ちょっとアレだけど……」

「装備すると相手を殺そうとする斧だ。これは殺戮衝動にかられる仮面。他にもあるよ」

「……ジェ〇ソン?」

「……気のせいだよ。呪われたチェーンソーは無いから安心してくれ」


 ネタなのか、それとも偶然なのか。二人は用意した担当を問い質したくなる。


「とりあえずこのネックレスから始めよう」

「綺麗なネックレスだね。買ったら高そうだね」

「このネックレスの呪いは『足の小指に固いモノが当たる呪い』らしい」

「……そんなコアな呪いがあるなんて。誰が仕入れて来たんだろう?」

「値段の安さで購入したのだと思う。とりあえず優君、ネックレスを装備してみてくれ」


 コアな呪いに付ける事を躊躇う優。しかし覚悟を決めてネックレスを首にかける。


「優君、呪われているかい?」

「分からないよ。とりあえず歩いてみるよ」


 数分間歩くが、足の小指に固いモノは当たらない。


「成功かな?」

「とりあえず他のも試してみよう。この剣は装備すると光輝く武器だね」

「……呪いは?」

「剣の光が装備している本人にも当たるから使えない装備品だよ。これも格安らしい」


 優は剣を装備する。光輝く剣が眩しく市太郎からサングラスをかけて貰った。次第に段々と光が弱くなり光るが消える。


「成功の様だね。お疲れ様、優君」

「これって呪いとか関係なんじゃないかな? 呪われていない光り輝く剣だよね」

「……次はこれを試してみよう。装備すると体が重くなる呪いのマントだよ」


 優はマントを羽織る。重さは感じる事は無い。マントも布の様に軽い。


「問題無いよ。マントも軽いし」

「……呪いが解けたのかな? 後で確認しよう。最後は持つと力が抜ける宝石だよ」

「……やっと呪いっぽいアイテムが出たね」


 優は宝石を持つが力が抜けるという事は無かった。


「やっぱり僕達には呪いも効かないみたいだね。武具を消さずに呪いも消す事が出来るみたいだし」

「そのようだね。これは凄い発見だ。これから解呪の為に日本に呪われた武具が集まる。……世界中の呪われた武具が集まるのは少し感じが悪い気がするな」

「……なんか、日本が呪われそうな気が」


 世界中の呪われた武具が集まる事によって良からぬ事が起きるのではないかと思う優と市太郎。


「報告はするけど、呪いの武具の収集は止めておいた方が良いな……」

「そうだね。でも少しくらいなら大丈夫と思うから、内密に呪われた武具を集めても良いと思うよ」

「そうだね。上にはそのように伝えておくよ」


 今回の実験の結果、純粋に喜ぶことが出来ない二人だった。

 そして解呪した武具は見た目は良いので高値で売れる事が判明し、管理省職員が呪いの武具を集め始めた。

誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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