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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
三章 特殊な体質を持つ異才の持ち主
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突発型ゾーンダンジョン③

 優達が突発型ゾーンダンジョンに囚われている時。結界の外でも混乱していた。

 運良く突発型ゾーンダンジョンの外にいた新家姉妹、入道夫婦、伝風寺仁一朗は別れた未成年者達に連絡を取る。


「駄目だ。リナに連絡がつかない!」

「こっちも駄目だ! 綾乃と連絡が取れない」

「……結界内に囚われたのか?」

「エマちゃん達は大丈夫かしら?」


 楽しかった時間が厄災に変わり、未成年者達の身の安全を祈る入道真子。

 他の者達も妹や友人の身の安全を心配している。


「私は管理省に連絡して状況を聞く」


 入道護道はダンジョン管理省の知り合いに現状を聞く事にした。

 伝風寺仁一朗も両親に連絡をとり、伝風寺財閥と付き合いがあるギルドに連絡を入れて協力を求めた。


「ダンジョン管理省が現場指揮とる公園に行こう」


 入道の言葉で頷く面々。道路は渋滞で車は使えないので徒歩で向かう。

 その間に入道護道と伝風寺仁一朗は関係者に連絡をとり、新家メイは探索者達に協力を頼み、新家ラナは自社の武具や回復薬の手配をする。

 公園に行くと規制があったが、入道が管理省関係者である事を伝え中へ入って行く面々。


「入道君、電話で聞いたが市太郎が結界内に居ると?」

「市太郎君と一緒にいた子達にも電話が繋がらないので……」


 市太郎の父親で事務次官補の山田豊市が現場に来た入道に確認する。


「……聞いていないぞ。どういうことだ?」


 小声でつぶやく山田豊市。そして入道達に今回の時間が突発型ゾーンダンジョンの説明をした。


「……あの、突発型ゾーンダンジョンか」

「その突発型ゾーンダンジョンだ。過去四回発生した特殊ダンジョン。当初から囚われていた者達が全滅した後にしか解決した事がない最悪なダンジョン。今回で五回目だ……」

「結界を壊す事は!?」

「……過去にも結界を壊そうとしたが、無理だったらしいです。伝風寺さん」


 山田事務次官補の言葉に絶望する入道真子と新家ラナ。


「入道先生、アンチマジック能力で結界を壊す事は!」

「やってみよう! メイ君、念のために護衛を頼む!」


 入道護道と新家メイと仁一朗と山田事務次官補は結界に向かった。そして入道が結界に触る。触った程度では壊れないので触り続けた。


「……入道先生、少し結界が薄くなったか?」

「しかし時間がかかる。魔石や呪いなら解けているのに……。結界は時間がかかるのか?」

「……もしかすると結界が弱まる、自動的に強化しているのではないか?」

「分からない。しかし結界は弱まっている。これしか方法がない!」

「分かった、探索者を集めておこう!」


 二分、三分と結界に触り続けるが、結界の解除は出来なかった。

 業を煮やした探索者が薄くなった結界に魔法を当てようとするが、新家メイに防がれて、魔法を放った探索者はその場で殴られた。


「……無理なのか?」


 アンチマジック能力でも結界が壊れないのか? と関係者全員が思った。絶望が広がりそうなときに、他の場所から結界に穴が開いた!

 全員がその場所を見る。

 穴の開いた結界の前に立っていたのは腕が血まみれの優だった。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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