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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
三章 特殊な体質を持つ異才の持ち主
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特殊探索科の課外授業

 週末。午後の特殊探索科の課外授業。

 今回は特殊探索科の面々がダンジョン管理省で、呪い付き武具の呪いを消し去る作業をする。

 ダンジョン管理省の一室に多くの武器・防具・装飾品が広がっている。全部が呪われている品物だ。


「これが今回仕入れた『呪われた装備品』です」

「ありがとうございます。新家社長。ご苦労様でした」


 山田市太郎と会話しているスーツ姿の女性。

 初めて会う女性は初対面の優に自己紹介する。


「初めまして、現道優君。妹のメイとリナから聞いているわ。二人の姉のラナよ。よろしくね」

「よろしくおねがいします、ラナさん」


 新家リナとメイの姉である新家ラナ。探索者兼教師である新家メイの姉は、優よりも身長が低かった。

 優の身長は平均よりも少し下くらいだが、彼女の身長は中学校女子くらいの低身長だった。そして幼かった。

 長女のラナは幼い低身長の童顔。次女のメイは凛々しい高身長。三女のリナは姉二人の容姿を足して二で割り二人分の良い所だけを継承している様だ。

 新家ラナの容姿に驚いていた優は、なんとか普段通りに挨拶が出来た。


「今回もなかなかの量だな……」

「アレなんかはマジで呪われてそうだな。髑髏ってデザイン最悪だよ」


 入道護道と日野ひまわりは呪われた武具の量の多さとデザインに不満を漏らす。


「これで今年も黒字間違いなしだね、ラナお姉ちゃん!」


 会社が儲かる事で喜ぶリナ。そして「頑張るぞ!」と気合を入れて呪われた武具の呪いを次々と解呪する。

 優は初めての作業なので、市太郎とペアを組み教えてもらいながら解呪する。


「基本的に武具を一分くらい手に持つだけだよ。それによって呪いがなくなる。終わったら鑑定人に持って行って解呪が出来ているかを確認してもらうだけだよ」

「……本当に解呪されているんだね。……少し握っただけで呪いがなくなるなんて」

「私達が持つ特別な才能、アンチマジック能力の特殊な力だよ」


 改めて凄い能力だと思い知る優。


「しかし、いっぱい有るね。時間がかかりそうだね」

「新家社長が世界中から集めてきたからね」

「世界中から!?」

「そうだよ。ダンジョンは世界中にあるからね。ダンジョン内の宝箱には良質の武具が発見されるが、すべてが良質という訳ではないからね」

「それが呪われている武具なんだね」

「その通り。だから宝箱の中身は慎重に調べないといけない。前のダンジョン探索で経験した事だよ」


 ゴールデンウィーク前のダンジョン探索訓練での出来事。連夜と竜吾が勝手に宝箱を開けて罠が発動して大変な目に有った事を思い出す優。


「では次に時間短縮法を教えよう。なに簡単だよ、リナ君達の真似をすれば良い」


 優はリナを見る。呪われた武器を両手で持ち、腕で武具を抱きしめている。合計三つの武具の解呪をしていた。

 日野や入道も呪いの武具を持てるだけ持って体全体で解呪している。


「これで一度に数個を解除できる。注意点は刃物で怪我をしない様にすることだ」

「……すごくシュールな光景だね」

「持つと呪われる武具を何個も持っているからね。普通の人が持ったら呪いで発狂して死に至る事もある」


 優は皆が多くの武具を持ち抱きしめている事に異常性を感じる。知らない人が見たら爆笑モノか、救急車を呼んで病院に直行させる事を考えるだろう。



誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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