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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
三章 特殊な体質を持つ異才の持ち主
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新家リナの過去①

 ダンジョン探索から翌日の放課後。

 リナの提案通り、優とリナはショッピング中である。

店舗を見て回り買い物をするリナと、リナが買った物を持つ優。そして「どうしてこんな事になっているのだろうか?」と考える優は、リナの荷物持ちに徹している。


「あー! 満足した! 楽しいね、優君!」

「……そうですね」

「本当に優君が居るとショッピングが楽しいわ。また一緒に行こうね!」

「……すいませんが辞退させてください」


 買い物を中断して休憩する為、オープンカフェで飲み物を飲みながら満足気のリナと疲れ果てた優。優の周りにはリナの戦利品が多く、優は疲れ切っていた。

 昨日のセクハラ事件でリナの気分解消となるならと考えて思って頑張っていた優だが、女性のショッピングにおける体力を過小評価していた優だった。


「しかし優君は荷物持ち慣れしているね」

「……幼馴染や妹の荷物持ちをしていたので」

「え!? 妹がいるの! 今何歳! 可愛い子なの!?」


 リナの質問攻めに疲れる優は、逆にリナに質問した。


「リナさんは三姉妹の末っ子ですよね。次女が新家先生で。一番上のお姉さんも探索者なのですか?」


 新家メイが探索者なので普通にそう考えた優。しかし、


「一番上のお姉ちゃんは社長さんよ。新家探索販売店の代表取締役社長よ」

「えっ! 都内の探索者専門店の!」

「そうだよ。凄いでしょう!」


 新家探索販売店。数年前は小規模店だったが、一年ほど前から大規模店舗になり、一流探索者達から慕われている有名店。探索者以外にも一般人用の品物も置いている。

クラスメイトが「新家探索販売店は広くてアイテムが充実していた」と聞いた優は自分も行こうと思っていた。その店舗がリナの実家だったとは……。


「そういえば苗字が一緒だ……」

「優君って、偶に抜けているよね。優君もお店に興味ある? 私が案内してあげるわよ!」

「……後日、余裕がある時にお願いするかもしれませんが、まだ良いですよ」


 荷物持ちになる可能性があるので、優はリナの提案を保留にして、優は更に質問する


「リナさんも将来は実家のお店で働くのですか?」

「そうだね。昔は実家で働こうと思っていたけど、アンチマジック能力者と知った今では保留中かな? 実家のお店も上手くいっているしね」


 リナは昔を思い出した。リナが十三歳のときに父親が亡くなり長女が後を継いだ。しかし経営は上手くいかなかった。長女の社長就任に重役達が反対して足を引っ張り続けたからだ。その結果、経営は悪化する。

 リナが十四歳のとき、長女は重役達の不正証拠でクビにして経営が少し回復する。そして次女のメイが新家探索販売店の専属探索者となった。

 専属探索者とはダンジョン探索で発見したアイテムや鉱石がすべて会社の所有物となる。その結果会社は安く仕入れる事ができるのでダンジョン関係会社は専属の探索者が多い。

 メイが専属探索者となったお陰で経営が少しずつ回復していった。

 リナが十五歳のときに魔力量ゼロという検査結果を受ける。リナは探索者の道には進まずに、実家を手伝いながら大学で経営学を学ぼうと考え進学を考えていた。

 そして会社の手伝いをしていると、自社の経営が低迷している事を知る。

 更にクビにした重役達がコネを使ってライバル会社に転職し、銀行融資も拒否されて倒産の危機だった。

誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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