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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
三章 特殊な体質を持つ異才の持ち主
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特殊体質

 新家リナ。

 探索者高等学校の二年生。

 学業優秀で運動神経も良い。気さくで明るい性格と可憐な容姿で男女共に人気が高い。

 探索者専門の武具を商売している会社の社長である長女。探索者兼高校の教師を務めている次女。そして四人目の特殊探索者である新家リナは恵まれた環境で育ったとは言い難い。

 母親は幼少期に死亡し、父親はリナが十三歳のときに事故で亡くなった。会社を引き継いだ長女と探索者の次女。そして会社を手伝う為に経営学を学ぼうと思っていたが、魔力量ゼロの為に山田市太郎にスカウトされて、探索者高等学校の特殊探索科に入学した。

 趣味はショッピング。嫌いな食べ物は苦い物。そして大嫌いなモノは、


「この変態!」


 ダンジョン探索中に男性探索者がリナの尻を触って、リナに殴られた。

 リナの周囲は優や女性探索者に守られているが、それを突破してリナにセクハラした探索者は実力がある者だった。しかしその実力は使い方を間違っている。


「どうして前方にいた男性探索者が後ろにいるの! この変態! とっとと戻れ!」

「このセクハラ親父! 絶対に訴えてやるわ!」

「大丈夫? リナちゃん。犬に嚙まれたと思って忘れなさい」


 女性探索者に慰められるリナ。

 新家リナの大嫌いなモノはセクハラする男。

 彼女は中年男性にセクハラされやすい。

 美人で性格も良い高校生のリナは中学校時代から中年男性からセクハラを受けていた。満員電車で 何度も痴漢を捕まえ、満員エレベーターで痴漢を捕まえ、満員バスで痴漢を捕まえる。他にも中年男性から嫌らしい目で凝視され、目が合うと気持ち悪い笑顔で返される。

 新家リナは中年男性に好かれやすい体質だった。


「このクソ野郎が! 妹にセクハラしやがって!」


 新家メイが妹をセクハラした男を切りかかる。必死に逃げる男。


「少しくらい良いじゃねーか! 減るモンじゃなし!」

「だったらテメーの指を減らしてやる!」


 マジの戦闘に両者を止める山田や他の探索者達。


「大丈夫ですか? リナさん。気付く事が出来なくてすいません」

「大丈夫。いつもの事だから。でも今度は防いでね、優君」

「おい! 山田! ダンジョン内でセクハラした野郎は腕を切断しても良いっていう法を作れ!」

「それは管理省の仕事ではありません。それに切断はちょっと……」


 新家メイを抑える山田。そしてセクハラした男は他の女性探索者達から折檻を受けた。

 いつもセクハラされているリナ。痴漢されているリナを今度は助けようと誓う優だった。


「現道、頑張っても新家はまたセクハラされる。防いでも防いでも無駄なんだよな」

「どうしてですか? 日野さん」

「新家は中年ホイホイだな。中年に好かれやすいんだよ。そしてセクハラされる」


 それを聞いて優は何とも言えない気持ちになった。中年男性のセクハラする気持ちが全く理解できない。


「セクハラで済んでいるならまだ良い。リナ君は拉致されそうになった事もある。拉致の目的はリナ君を抱きしめたいという願望からだった」


 山田市太郎からリナが拉致されそうになったと聞いて驚いた。


「セクハラなら可愛いモノだよ。誘拐や拉致よりも刑が軽いからね」

「でもセクハラも……」

「彼女の特殊な体質は綾乃嬢と一緒だね。綾乃嬢は誘拐されやすい体質。リナ君は中年男性にセクハラされる体質。二人の体質はアンチマジック能力でも消し去る事が出来ない」


 数日前の、綾乃とリナの言葉を思い出す。『変な星に生まれた同士』という言葉は誘拐やセクハラされやすい体質の持ち主という意味だった事を。



誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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