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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
一章 無能と呼ばれた異才の持ち主
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ダンジョン見学会②

 ダンジョン内の広間には何組もの班が休憩をしている。

 優の班の探索者が「少し他の探索者と話してくる」と言って出口近くで集まっている探索者集団の方に行った。

 その間に優達の班は水分の補給と甘みの補給をする。


「やっぱり疲れた時は甘いお菓子が一番よね」

「そうね。しかし結構歩いたし。涼子、このお菓子美味しいわよ」

「じゃあこのお菓子と交換。こっちも美味しいよ、輝美ちゃん」

「女子達~。オレ達のお菓子と交換してくれ。これ美味しいよ」

「それって何? ……どうして東京ひ〇こ饅頭なの? 山本君」

「親からの贈り物。なぜか東京の学校にいるのに東京ひ〇こ饅頭とはこれ如何に? ちなみにオレの家族は静岡県に住んでいる」

「買ったお土産の余りを山本に送ったんじゃないか?」

「……その通りだよ、中武。余り物だよ。って輝ノ島さんのお菓子高そう!」

「えっと私も親からの贈り物で……。私の好きな種類のお菓子なの。美味しいよ」

「こ、これってかの有名店の予約半年待ちの希少高級チョコレート! アリサちゃん、コンビニで買った私のチョコレートと交換しない?」

「良いよ。あ、これおススメだよ、中園さん」

「現道のお菓子はカロリ〇メイトなのか?」

「うん、先輩がこれで十分って言って渡してくれたよ。あと十〇チャージもあるよ、相川君」

「……遠足じゃないから間違ってはいないけど。なんかなー」


 日野から貰ったカロリ〇メイト。入道先生から貰った十〇チャージ。リナから貰ったお菓子はバックに入っていてまだ食べていない。

 優達が休息を取っていると他の班から驚きの声が聞こえた。聞いた事がある声だったので優は見ると幼馴染の連夜と竜吾が居る班だった。

 そして『嫌な予感』が最大値に跳ね上がる。嫌な予感の原因が幼馴染達のいる場所にあると直感し、優はその正体を調べる為に走り出した。班の皆の声が聞こえたけどそれを無視して『嫌な予感』場所に行く。


「これって宝箱だよな。ダンジョン内で偶に見つかるっていう」

「見つけた人間が所有権を持っているからオレ達のモノだよな!」

「開けようぜ。オレ達はラッキーだな」

 宝箱を開けようとする連夜を大声で止める優。

「連夜! 宝箱は危険だ! 担当の探索者に報告しないと! 罠があるかもしれない!」


 ダンジョン内で発見される宝箱には罠がある可能性もある。その罠の種類はさまざまだが、大半は死ぬかもしれない罠が多い。それなのに連夜は宝箱を開けようとする。


「うるさいぞ、優! これはオレ達が見つけた宝箱だ! 誰にも渡すものか!」

「だから! 宝箱には罠がある可能性が!」

「こんな安全なダンジョンに罠付きの宝箱がある訳ないだろう! 馬鹿じゃないのか!」

「竜吾! その宝箱は危険だ! 探索者に伝えないと!」

「うるさいぞ! 竜吾、優を黙らせろ!」


 竜吾は優を殴って黙らせた。そして殴られた事を知った優と同じ班のクラスメイト達が走って来る。その隙に連夜は宝箱を開けた。


「ほら見ろ。罠なんてないじゃなか! スゲーぞ! 金貨っぽい奴だ!」


 宝箱の中身は箱にいっぱいの金貨があった。連夜は金貨に触ろうとした瞬間に金貨が光り出した。目が開けられない光が広場内を包む。

 光が収まり目を開けた瞬間にモンスターの叫び声を全員が聞いた。広場内には何十匹ものモンスターが現れ、生徒はパニックに陥る。


「モンスターだ! 全員逃げて!」


 優が広場に集まっている生徒達に大声で叫んだ。


「モンスター召喚の罠だ! 全員逃げろ!」


 探索者とモンスターの声が広場に響く。

 ダンジョン見学に参加した生徒達は窮地に陥った。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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