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魔力ゼロの探索者~魔力ゼロは無才ではなく異才だった~  作者: 北杜
一章 無能と呼ばれた異才の持ち主
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優の直感①

 リナと二人で訓練をした数日後、数日前から優の周りで不可解な事件が起きる。


「どうしたんだい? 優君」


 教室移動中に市太郎が心配そうに話しかけて来た。


「あ、市太郎君。……なんだか周辺で変な事が起きてね」

「変な事?」

「うん、ボールが当たりそうになったり、上から花瓶が落ちてきたりとそんな感じの変な事だよ」

「……それが変な事なのかい?」

「中学校のときから有ったからね。変なのは誰なのか分からないんだよ。中学校のときはボールを投げた人が連夜や竜吾やクラスの知り合いで「すまない大丈夫か?」って言って心配してたけど、今回はボールを投げた人や花瓶を持っていた人が居なくてね」

「……ちょっと待ってくれ、優君。中学生の時は君の友人が投げたボールが当たりそうだったのかい?」


 優の中学生時代はボールの的になっていた。最初は連夜と竜吾が遊び半分で優にボールを当てて遊んでいたが、


「ボールも運よく当たらなかったし。ボールを投げた皆も『当たったか? 大丈夫か?』って言って心配して謝ってくれたしね」


 優の話を聞いていた市太郎もクラスの友人達も心の中で「違う!」と叫んだ。


「な、なあ現道。それは苛めじゃないのか?」

「それ以前にボールってサッカーボールか? それとも軟式ボールか? ビンポン玉か?」


 友人が優の中学生生活を心配する。


「えーとサッカーボールは主に連夜だね。連夜はサッカー部だったし。竜也は野球が趣味で硬式ボールが飛んで来たね。クラスメイトのバトミントン部からは羽とラケット、ソフトボール部からはバットも飛んできたっけ。後はゲートボールの玉も飛んで来たね」


 ボールの種類が酷かった。ボールだけではなくラケットやバットまでもが的になっていた事に驚くクラスメイト。そしてその行いが偶然だと思っている優。


「……全部当たらなかったんだね」

「そうだね。なんていうか変な感じがして動いたら、ボールが横切ったんだよ」


 優の中学生時代のボールの的となっていた事に驚き、さらに苛めとは思っていない優に呆れるクラスメイト達。


「あ!」


 と言って優は立ち止まる。市太郎が「どうした?」と聞こうとする前に、開いていた窓から拳大の石が優や市太郎の前を通り過ぎる。石は廊下の壁に音と共に当たり近くのクラスメイトを驚かせた。

 市太郎は素早く石が飛んで来た窓を見るが人は居ない。


「校内で魔法を使うとは……。それも大怪我するような魔法を使うとは……」


 廊下に落ちている石を見る市太郎。クラスメイト達も、


「誰の仕業か?」

「危ない事を! 当たったら死ぬぞ!」

「近くには誰も居ない? どこから狙ったんだ?」


 と騒ぎ立てていた。そんな騒動の中心人物で狙われていたと思われる優は、放たれた石が廊下に落ちていた石が通行人の邪魔になると思ったので運ぼうとしたが、市太郎に止められる。


「優君。石を当てようとした犯人の証拠を消さないでくれ」

「え?」

「この石が魔法によって生み出された石なら、アンチマジック能力者が触れると消えてしまう。この石は学校内で魔法を使った犯人を特定する為に必要な証拠だよ」

「ええ!?」

「訓練以外で校内での魔法使用は禁止されている。これは違法行為だよ。犯人を捕まえなくてはいけない」


 次第に人が集まり始めた。そして誰かが魔法を使って人を怪我させようとしたと広がる。


誤字脱字、文面におかしな所があればアドバイスをお願いします。

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