登場人物紹介③(王都の人々)
括弧内の数字はスタート時の年齢です。
◇◇収納鞄の工房◇◇(七番街の倉庫を利用)
【メロディ・オブライエン(22)】(彩の魔女)
栗色の髪と緑の瞳を持ち、ネリアと魔導列車で出会う魔道具師。三番街で〝メロディ・オブライエンの魔道具店〟を経営しつつ、ビルと工房を手伝う。
【ニーナ・ベロア(22)】(服飾の魔女)
五番街にある〝ニーナ&ミーナの店〟で経営者兼ファッションデザイナーをしている。黄緑の髪に若草色の瞳で、髪はまとめて左耳の脇にひと筋だけ垂らしている。ファッションのことになると目の色が変わり、すぐネリアを脱がせようとする。ドレスには凝った名前をつける。
【ミーナ・ベロア(22)】(装飾の魔女)
ミーナの双子の妹で、髪は頭のてっぺんでお団子にしている。店では経理と鞄や靴、アクセサリーなどの小物作りを担当。芸術家肌のニーナの才能を認めて、彼女をサポートしている。
◇◇シャングリラ中央駅◇◇
【キオ・スク】
シャングリラ駅売店で働くベテラン売り子。魔導列車の乗客を見守る。
◇◇魔道具ギルド◇◇(三番街)
【アイシャ・レベロ】
魔道具ギルド長で公証人の資格も持つ。レイメリアやリメラ王妃とは、魔術学園時代からの親友。
【ビル・クリント】
秘書。コワモテで押しが強いため、交渉事には向いている。メロディとは王都グルメの食べ歩き仲間。グリドルが縁でカーター副団長とも親しくなる。
【サージ・バニス】
オレンジの髪が爆発していて、王都から魔導列車で行くキノコのおうちに住んでいる。魔道具ギルドの検査部門で、魔道具の安全性を確かめている。メロディとは学園時代の同期で腐れ縁だが、魔道具師同士、何か起こりそうで何も起こらなかった。彼が淹れてくれるサージ・スペシャルは、心も体も温めてくれる。
【ヒルダ】
魔道具ギルドの受付。訪れる人を出迎えるほか、送られてくる書類の整理、ギルドでやる講習会の受付もやる。魔道具師や見習い魔道具師のフォローや、キャリアアップの相談にも乗ってくれる。
◇◇ニ番街◇◇
【ダイン・ミネルバ】(7巻と短編集に登場)
ミネルバ書店の三階で働く製本師で、ミネルバ書店の御曹司らしい。世界中の書物に詳しく、レオポルドから便利に使われている。
◇◇三番街◇◇
魔道具ギルドがあるため、魔道具師の店や住居が多い地区。メロディの店や、カーター副団長の二階建ての家もある。
【アナ・カーター】
カーター副団長の妻。キラキラ王子様と可愛いものが、大好きなメルヘンお母さん。娘の部屋を飾ったり、レース編みをしたり、花飾りを作ったりと趣味は多彩だが、料理と掃除は苦手。
【メレッタ・カーター】
魔術学園五年生、クオードの一人娘でハキハキした性格。自分のライガを作りたくて錬金術師団に入団を希望。卒業旅行のために魔道具ギルドで見習い魔道具師の資格をとる。
◇◇四番街◇◇
大劇場や歓楽街もある華やかな地区。学園時代のオドゥが、まかない目当てでバイトした料理店もある。
【エレン】
オドゥが住む部屋の一階で、花屋を営む大家。店は大劇場の裏口がある通りにあり、劇場に届けられる花束を扱い繁盛している。レイバートの店に行くライアスのために、季節外れのネリモラの花飾りを用意してくれた。
◇◇五番街◇◇
〝ニーナ&ミーナの店〟もある王都のファッションストリート。こじゃれたカフェもあり、道行く人たちの服もセンスがいい。秋祭りでは掘り出し物目当てに、オシャレに敏感な女子たちが押し寄せる。
【バーナード・スミス】
五番街にある、オドゥがよく出入りする紳士服店主。フィッティングの達人で、サイズ直しも素早い。
【ジョシュ】
バーナードの助手。助手だけにジョシュ……設定しただけで、まだ一回も登場していない。
◇◇六番街◇◇
マール川の支流が流れる船着き場があり、倉庫街や王都民の食卓を支える市場もある。大聖堂もあり、遊覧船乗り場や、お土産の屋台、食べ歩きも楽しめる観光スポット。
【ベルニ・レイバート】
貴族が会食を楽しむ高級料理店、〝レイバートの店〟を経営する。腰が低く、貴族相手の接客を心得ている。
【海猫亭のおかみさん】
海鮮出汁にこだわったター麺を出す、六番街では評判の店を経営。
【海猫亭の息子さん】
ネリアの働きにより、鉄板焼きに目覚める。カーター副団長ともいいライバル関係。
【ミンサちゃん】(短編集やSSに登場)
六番街市場にある青果店の娘さんで、コールドプレスジュースの屋台の売り子さん。緑の髪をポニーテールにした活発な女の子。硬いボッチャもスパーンと包丁で一刀両断にする。
◇◇七番街◇◇
工房が建ちならび、職人が住む。仕事をしながら手軽に食べれるよう、パン屋などテイクアウトの店もあちこちにある。
【ドルス・パロウ】
パロウ魔道具店の社長でレナードの父。〝朝ごはん製造機〟が看板商品だが、叩き上げで頑固な所も。ひとり息子に期待しているが、なかなかうまくいかない。
【ガラス細工の店、店主】
オーランドが知るぐらいの有名店。赤や青といった色鮮やかなガラス細工が得意。サンドブラストやガラス彫刻など、体験教室もおこなっている。
◇◇八番街◇◇
シャングリラ魔術学園がある文教地区。学園関係者が暮らす教員社宅もあり、古書店も建ちならぶ。
【古書店イズミ堂のおばあちゃん】
店主をしている息子が、本を仕入れに出かけている間、店番をしている。魔術学園生が本を売り買いしにくる店で、逆さ砂時計が目印。〝迷宮絵本〟は売り物ではなく息子さんの私物だけれど、退屈すると誰かにくっついて出かけてしまう。









